この記事では「既知でしたらすみません」という言葉について説明していきます。
「既知でしたらすみません」とは?
すでにご存知でしたらすみませんという意味で、誰もが知っているだろうということには使わず、もしかしたら知っているかもしれないという程度のときに前置きとして使います。
社内事情や社会や業界の情勢などについての話題で使うことが基本とは言えますが、起きたばかりの最新のニュースに関しても使うことも可能です。
この場合でもその場で起きた地震などに使うことはありません。
「既知でしたらすみません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
既知という言葉が敬語ではない点が注意点で、「すでにご存知でしたらすみません」などのほうが言葉として使いやすい部分もあり、「既知でしたらすみません」でないといけないというケースがそこまであるとはいい難いと言えます。
また、この言葉自体が使うシーンがやや微妙なところがあることも確かで、使ったほうが丁寧に見られる部分はありますが、話題によるところが大きいでしょう。
字数的なメリットは有り文章では使いやすい部類と言えるでしょう。
「既知でしたらすみません」を使った例文
・『既知でしたらすみません、国会の件で号外が出たそうです』
大きなニュースが会ったということに加え、号外が出たという多少の偶然がないとわからないものというところで使える例文で、「国会の件」の時点では知っている可能性が高いとも言え、ニュースの話題性の大きさを話題にする部分があります。
・『既知でしたらすみません、この商品は最新世代のSSDを搭載しています』
接客での使用例です。
漠然と「このパソコン早いですね」と問われた際の返答という使い方になり、いきなり言うのはあまり丁寧とはいい難いでしょう。
・『既知でしたらすみません、明日は休講だそうです』
メールでの使い方ではありますが「既知でしたらすみません」が必須ではない用例とも言えます。
みんな知っているだろうけれど念の為という心配りの使い方でもあります。
「既知でしたらすみません」の類語や敬語での言いかえ
「すでにご存知でしたら申し訳ありません」「すでにご存知でしたら申し訳ございません」などが類語と言え、聞きやすさなどからも「すでにご存知でしたら」のほうが使いやすいと言えます。
「既知でしたらすみません」の類似表現
「知ってたら」と「ごめん」の要素があれば類似表現になりますが、既知自体がやや口語的ではない部分もあり、「知っていたらすいません」も類語となります。
「既知でしたらすみません」の敬語表現
「すでにご存知でしたら申し訳ございません」が敬語表現ですが、そう種類は多くないでしょう。
「既知でしたらすみません」の返答や返信例
知っていれば「いえいえ」程度の柔らかい返し方、知らなければ「知りませんでした」という方向で返答するのがベターでしょう。
まとめ
既知でしたらすみませんという言葉はやや使い所が狭く、接客の会話では質問があっての返答ということになります。
会話の最初に使うケースもあり連絡項目やちょっと驚いたことなどが含まれるケースが多くなります。
