「再徹底をいたします」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「再徹底をいたします」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「再徹底をいたします」について解説をします。

「再徹底をいたします」とは?意味

もう一度、中途半端なことはせずに一貫した態度をとるようにします、隅々にまで情報を知らせますといった意味です。

「再」は、ふたたび、もう一度を意味する、同じことが繰り返されるさまを表す言葉です。

「再放送」のように名詞について使われます。

「徹底」は、中途半端なところがなく一貫していること、隅々にまで行き届くことという意味です。

一つの信念などを貫いていることや、積極的に隅々にまで行き届くようにすることをいいます。

「いたします」は、「する」の謙譲語の「いたす」と、敬意を表す「ます」をつなげています。

自分の側の行為を低めて表現したり、改まった気持ちを表したりすることで、相手に対して敬意を表します。

「再徹底をいたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、一度徹底をしたけれどその効果がなく、もう一度徹底するときに使用をします。

「再」なので、一度は徹底をしています。

はじめて徹底をするときには「再」という言葉は使用しません。

徹底をするのは話し手側です。

「いたします」と自分の側の行為を低めて表現して、聞き手に対して敬意を表しています。

そのため、この表現で失礼にはなりません。

一度徹底をしても効果がなかったため、相手に迷惑をかけていることがあります。

その場合は、謝罪の言葉を伝えるのが望ましいです。

また「再徹底をいたします」と言っても、具体的にどのようなことをするのか、相手には伝わりません。

何をするのか示してもらわないと信用もできません。

どういった行動をしてくれるのか相手は求めているので、具体的な行動内容も示すことが望ましいです。


「再徹底をいたします」を使った例文

・『このたびは申し訳ありませんでした。再徹底をいたします』

「再徹底をいたします」の返答や返信例

今度は徹底した態度をとるようなので、どのような行動をするのか見守っているとよいでしょう。

具体的にどのようなことをするのか問いかける場合もあります。

その内容に疑問を感じたなら、具体的にこうした方がよいと示します。

ここはよくないと指摘しただけでは、相手が変わることは難しいです。

よくないところがあるなら、具体的にどう変えた方がよいのかを示した方が、相手は行動しやすくなります。

必要ならば、その都度指示を出します。

まとめ

この言葉は、もう一度徹底をするときに使用をします。

一度目ではなく、二度目である点に注意をしてください。

以前に徹底していなかったために相手に迷惑をかけたかもしれないので、今度は徹底をしましょう。