「注力してきました」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「注力してきました」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「注力してきました」について解説をします。

「注力してきました」とは?意味

力を注いできた、力を尽くしてきた、という意味です。

「注力」には、力を尽くすこと、力を注ぐことという意味があります。

「注」は、そそぐ、一点にあつめる、「力」は、ちから、働き、励むという意味を持つ漢字です。

このことからも「注力」には、力を注ぐという意味があることがわかります。

「して」「し」は、動作や行動を行うという意味の「する」のことです。

「き」「くる」のことで、動作や状態が以前から続いていることを表します。

「注意をしてきた」「改善を重ねてきた」のような使い方をします。

「ました」は、敬意を表す「ます」と、過去や完了の意を表す「た」をつなげています。

すでにある行為は行われているということです。

「注力してきました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、前からある事柄を行ってきたことを伝える際に使用をします。

ある事柄が続いていた場合にだけ使用をし、一時的に何かを行ったときにはあまり使用しません。

たとえば、環境に配慮した製品作りをしているとします。

環境に配慮した製品といってもさまざまなものがありますが、特に森林環境に配慮したものを作ってきました。

水環境に配慮したものなどではなく、森林環境に配慮したものです。

これまで、この事柄に集中して取り組んできています。

他の物事には力を向けず、森林環境の保全を考えた製品ということだけに力を尽くしてきたのです。

そのことを「環境に配慮した製品作りに注力してきました」などといいます。

この言葉の前には、何に力を尽くしてきたのかを表す言葉がきます。

さらに丁寧に言うこともできます。

さらに丁寧にすると「注力してまいりました」となります。

「まいる」「行く」「来る」をへりくだっていうものです。


「注力してきました」を使った例文

・『事業の発展に注力してきました』

「注力してきました」の返答や返信例

報告として伝えられている場合は相手の話を聞きます。

その内容によって、自分の感想を伝えたり、指示を出したりします。

「こういった活動をしてきました」と、記事やホームページで多くの人に伝えることもあります。

その場合は返答はしません。

どのようなことを行ってきたのか、興味があるようならそこに書かれていることを読んでみてください。

その企業などの取り組みがわかります。

まとめ

この言葉は、ある事柄に力を尽くして、それを以前から続けてきたときに使用をします。

この前には、何をしてきたのかを表す言葉をつけます。

自分が取り組んできた事柄について、この言葉を使用することができます。