「かねてよりお付き合い」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「かねてよりお付き合い」とは?
はじめに「かねてよりお付き合い」の意味を解説していきます。
「かねて」は「前に、以前」などの過去を示す言葉として使われます。
また「より」は「から」という意味を持っています。
そのため、文章全体としては「以前からの付き合い」という内容を敬語表現で丁寧にしたものなのです。
「かねてよりお付き合い」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「かねてよりお付き合い」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえばあなたが営業で、取引先の社長から「君はうちの会社のことをよく知っているね」と感心されたとします。
このような場合の返答として「かねてよりお付き合いさせていただいておりますので」と言えると、気の利いた営業と言えるでしょう。
返答一つで力量が分かる場面もあります。
様々なバリエーションを準備しておくことは、ビジネスでの武器になるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、漢字で書く場合です。
「兼ねてより」と「予てより」の変換が可能ですが、どちらも誤用ではなりません。
使用する場合に迷うと思いますが、文字から想像される誤解を減らすのであれば「予てより」のほうが適切な選択と言えるでしょう。
「かねてよりお付き合い」を使った例文
ここでは「かねてよりお付き合い」を使った例文を挙げていきます。
これらの例文から分かる通り、語尾の変化により、次の文章への接続を生み出す表現が可能です。
・『かねてよりお付き合いしております』
・『かねてよりお付き合いさせていただいてます』
・『かねてよりお付き合いをしており』
「かねてよりお付き合い」の類語や敬語での言いかえ
それでは「かねてよりお付き合い」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「かねてよりお付き合い」の類似表現
まず 「かねてよりお付き合い」の類似表現について解説します。
「かねてより」は「従前より」や「以前より」と言い換えることができるでしょう。
表現は異なりますが、意味としては同じになります。
「かねてよりお付き合い」の敬語表現
つぎに「かねてよりお付き合い」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
読みは同じですが「兼ねてより御付き合い」と文章表現すると、より丁寧な印象になるでしょう。
まとめ
このように「かねてよりお付き合い」という表現は、以前からの付き合いを丁寧に表現したものです。
営業スキルの1つとして使えるフレーズでもありますので、積極的に活用することをお勧めします。