「苦楽を共に」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「苦楽を共に」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、日常でもビジネスシーンでもしばしば使われる言葉である「苦楽を共に」の言葉について、その意味や使い方や、類語や言い換え等を分かりやすく説明します。

「苦楽を共に」とは?意味

「苦楽を共に」の読み方は、もちろん「くらくをともに」で、「一緒に苦労をして、一緒に楽しむこと」を意味する言葉です。

「苦楽」「苦しいことと、楽しいこと」の意味で、それを「共に」する、すなわち一緒に味わうことを意味するので、先の意味となるのです。

「苦楽を共に」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「苦楽を共に」との言葉は、長い人生を共にする夫婦の関係に対して使われることが多い言葉です。

夫婦が共に歩む人生には、結婚して子供が誕生し、その子供が成長して、一人前の社会人として独立するまでを考えても、本当に色々な出来事に遭遇します。

それを力を合わせて乗り越えていくのですから、これほど長期に渡り、また変化の激しい環境を共にする関係はないと言えるからです。

しかし、夫婦だけでなく、一つの目標に向かって、力を合わせ頑張るような仲間などの関係性に対して広く使われます。

例えば、団体スポーツで優勝等の共通の目標を持って、長く一緒に練習を頑張るスポーツのチームメイトに対しても使われます。

またビジネスにおいては、事業や仕事の目標を共有し、共に頑張る会社の仲間やプロジェクトメンバーに対しても使われます。

共通の目標に向かって努力・活動する間には、「苦しいこともあれば、楽しいことも」ありますし、また「嬉しいこともあれば、悲しいこともあります」そうしたことを一緒に味わう仲に対して「苦楽を共に」の表現が使われるのです。

「同じ釜の飯」も、これと似たイメージを表現する言葉です。

夫婦はもとより、スポーツや仕事等で「苦楽を共に」する仲間は、一生の友人として、大切にしていくべき関係だと言えます。


「苦楽を共に」を使った例文

・『夫婦は長い人生の苦楽を共にするパートナーです』
・『高校生活の3年間、甲子園を目標に苦楽を共に頑張って来た野球部のメンバーとも、今日でお別れです』
・『プロジェクトメンバーとして苦楽を共にしてきた仲間とは、プロジェクトの解散により別々の道に進むことになります』

「苦楽を共に」の類語や言い換え

「苦楽を共に」の類語や言い換えしては、先にも少し触れた「同じ釜の飯」「共に喜び、共に悲しむ」「共に泣き、共に笑う」等が挙げられます。

まとめ

「苦楽を共に」とは、「一緒に苦労をして、一緒に楽しむこと」を意味する言葉です。

類語としては、苦楽と同様に対になる言葉を使った「共に喜び、共に悲しむ」や、「共に泣き、共に笑う」や、その他に「同じ釜の飯」等が挙げられます。