この記事では「概要について申し上げます」について解説をします。
「概要について申し上げます」とは?意味
あらましについて言います、という意味です。
これからこういったことを言いますと、前置きをするものです。
「概要」には、あらまし、中心となるところをまとめたものという意味があります。
要点をかいつまんで、内容をまとめたものをいいます。
「について」は、ある事柄に関して、その範囲を限定する意です。
「仕事について」という場合だと、取り上げる事柄は仕事という範囲だけであることを意味します。
その他の事柄には及ばないということです。
「申し上げます」は、「申し上げる」と「ます」をつなげています。
「申し上げる」は「言う」の意の謙譲語、「ます」は敬意を表す語です。
「概要について申し上げます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、これから物事のあらましを伝える際に用います。
これからいいますと、前置きをするものです。
前置きもなくいきなり話し始めると、聞く準備がでいていないため驚かれてしまいます。
また、聞き洩らしもあることでしょう。
こういった言葉を使って前置きをしておくと、聞き手は耳を傾ける準備をすることができます。
また、何を話すのかあらかじめわかっていると、安心して聞きやすくなります。
この後には概要が述べられます。
たとえば、キャンペーンを実施することになったとします。
このキャンペーンはこういったことをやりますと、大まかなことを伝えるとします。
細かなことは伝えません。
その際にこの言葉を使用します。
「概要」はあらましという意味なので、細かな点まで詳しく伝えるときには「概要」とはいいません。
その場合は「詳細」といいます。
「概要について申し上げます」を使った例文
・『今度実施する○○の概要について申し上げます』
・『キャンペーンの概要について申し上げます』
「概要について申し上げます」の返答や返信例
この後に概要が述べられるので聞いてください。
その内容を聞き終わったら、詳しい話を聞いたり、質問をしたりなどしていくことになるでしょう。
大まかなところしか伝えられていないので、わからない部分が出てくると思います。
詳しいことは決まっていない場合もありますが、より詳しく知りたい場合は尋ねてみてください。
これから、詳しいことを決めるために話を進めていくということもあります。
まとめ
この言葉は、物事のあらましを伝えるときに、前置きとして使用をするものです。
前置きをしておくこと、聞く準備ができたり、安心して聞きやすくなったりします。
いきなり話すのではなく、相手のことを考えて話しはじめましょう。