「より一層精進してまいる所存でございます」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「より一層精進してまいる所存でございます」とは?
これは、今よりも増して精進していくつもりであることを言い表した言葉です。
「より一層」は、程度が増すような様子を表現するための言葉だと言えます。
これは、現状に対して増加することを言い表しているのです。
また、「精進」は仏教用語です。
これは、ただひたすらに修行に励む様子を表現した言葉になっています。
なお、これを「精進してまいる」にすれば、「精進していく」を謙譲表現に言い換えたものになります。
そして「所存でございます」は、そのようなつもりであることを、丁寧な言葉で表現したものなのです。
これらのことから、この言葉が今よりも増して精進していくつもりであることを言い表したものであると分かるのです。
「より一層精進してまいる所存でございます」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
たとえば、ある業務で成果が出たとします。
しかし、今の状態に満足することなく、一層努力していきたいと考えていたのでした。
このような状況で、「これからも、より一層精進してまいる所存でございます」と言うとよいでしょう。
これによって、益々精進していくつもりであることを、上手に伝えられるのです。
この言葉を使うときは、「精進してまいる」の表現方法に注意するべきです。
これは「精進していく」とすれば謙譲語を使わない形にできます。
同じような意味でも、違う種類の敬語表現に置き換えて使用できるのです。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「より一層精進してまいる所存でございます」を使った例文
ここでは例文を挙げています。
このように、前段に加える言葉を工夫すると、それぞれ違う印象の表現にできるのです。
・『これからは、より一層精進してまいる所存でございます』
・『結果に満足することなく、より一層精進してまいる所存でございます』
・『更なる利益拡大を目指して、より一層精進してまいる所存でございます』
「より一層精進してまいる所存でございます」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「より一層精進してまいる所存でございます」の類似表現
これの類似表現として、「益々精進してまいる所存でございます」が挙げられます。
「より一層」と「益々」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
「より一層精進してまいる所存でございます」の敬語表現
この言葉を別な敬語表現にすると、たとえば「より一層精進してまいる所存です」に言い換える事が可能です。
まとめ
このように、今よりも増して精進していくつもりであることを言い表す場合に、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。
