「ことの顛末を教えてください」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ことの顛末を教えてください」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「ことの顛末を教えてください」について解説をします。

「ことの顛末を教えてください」とは?意味

ある事柄の最初から最後までの事情を教えてください、といった意味です。

物事の事情を知りたいという意味が含まれています。

「こと」は、できごと、物事の状況や経過という意味です。

抽象的なものを指して使われることが多くあります。

「顛末」は、ある事柄の最初から最後までの事情という意味です。

ある特定の部分のことではなく、はじめから終わりまでを意味します。

「教え」「教える」を連用形にしています。

意味は、知っていることを他人に伝えるです。

学問や技術などを身につけさせるように導くという意味もありますが、この場合はこの意味ではありません。

「ください」は、動詞の連用形に「て」を添えた形について、相手に何かを要望・懇願する意を表します。

「ことの顛末を教えてください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、物事の最初から最後までを知りたいときに使用をします。

ビジネスの場では、「顛末」はあまり好ましくない事柄が起きたときに使用をします。

トラブルが発生をして、その後どうなったかを尋ねるときなどに用いるものです。

そのため、昇進の話がでていたけれど、それがどうなったのか、などを聞くときには用いません。

「ください」は命令しているように聞こえることがあるので、目上の人に伝えるときには、他の表現にすることが望ましいです。

「教えてくださいますか」のような表現ができます。

「顛末」という言葉は使わずに「過程」「一部始終」などの言い方もあります。

「過程」は、物事が変化をして進んで行き、ある結果に到達するまでの道筋という意味です。

「一部始終」は、物事の最初から最後までという意味を持っています。


「ことの顛末を教えてください」を使った例文

・『この間のことの顛末を教えてください』

「ことの顛末を教えてください」の返答や返信例

ある物事の最初から最後までを話せるのであれば伝えます。

結果の部分だけでなく、はじめの部分から終わりの部分までが「顛末」が意味するものです。

結果だけを知りたかったら「結果を教えてください」というはずです。

顛末を話すことができないのであれば、断る言葉を伝えます。

理由を伝えないと引き下がってくれないことがあるため、なぜ伝えることができないのか、理由も伝えることが望ましいです。

まとめ

この言葉は、物事の最初から最後までの事情を知りたいときに用います。

「ください」は命令しているように聞こえることがあるので、他の表現を考えてみてください。

「顛末」も他の言い方ができます。