この記事では「概ね良好です」について解説をします。
「概ね良好です」とは?意味
だいたいよい状態です、という意味です。
「概ね」は「おおむね」と読み、意味はだいたい、多くの部分を占めるさまです。
「概」を「おおむね」という読み方は音訓表にはのっていません。
他に「大旨」という漢字を使うこともあります。
「大旨」という漢字を使用すると、だいだいの趣旨という意味になります。
「良好」は、よい状態であることです。
どういった状態がよい状態なのかは、そのときどきによって異なります。
たとえば成績の場合だと、90点以上取れれば良好という場合もあれば、70点以上取れれば良好という場合もあります。
「です」は「だ」「である」の丁寧な表現です。
「概ね良好です」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、今の状態を報告する際に使用をします。
たとえば、今プロジェクトを進行させているとします。
だいたい計画通りに進んでおり、大きな問題はありません。
このまま進めば、計画していた通りにプロジェクトが終わりそうです。
大きな問題がないので良好といえるでしょう。
しかし、ときには小さなトラブルがあります。
そのため、完璧に良好だという状態ではありません。
そうかといって、物事が滞っているわけでもありません。
だいだいのところよい状態なのです。
そのことを示す際に「概ね良好です」という言葉を使用します。
良好といわれても、具体的な状況を伝えないと、本当に良好なのか疑われてしまいます。
そのため、具体的に今どのような状態なのかも伝えることが望ましいです。
商品開発についてなら、今はパッケージデザインを考えているところです、こんなデザインが出ています、といったことを伝えると、今の状態がわかります。
「概ね良好です」を使った例文
・『○○の進行は概ね良好です』
「概ね良好です」の返答や返信例
報告の形で伝えられることが多い言葉です。
どのような状態なのかが述べられるはずなので、その話に耳を傾けましょう。
話の内容で疑問点があったら質問をします。
物事を順調に進めるためには、些細なことでも疑問点を解決しておくことが大切です。
その些細なことを解決しておくことで、トラブルの回避につながります。
良好とは伝えられていても、この部分は改善した方がよいと思うことがあるかもしれません。
そういった点があれば指摘しておきましょう。
まとめ
この言葉は、だいだいよい状態であることを伝えるものです。
取り組んでいる物事が問題なく進んでいるときなどに使用されます。
この言葉だけだと、具体的にどういった状態なのかわかりにくいので、具体的な事柄をあげることが望ましいです。