この記事では「献杯の辞を述べさせていただきます」について解説をします。
「献杯の辞を述べさせていただきます」とは?意味
亡くなった人を悼んで杯をささげるときの言葉です。
「献杯」は、相手に杯を差し出して敬意を表すことをいいます。
また、亡くなった人を悼んで杯をささげることもいいます。
「辞」は言葉という意味です。
「述べ」は「述べる」のことで、口に出していう、文章にして表すという意味です。
この場合は杯をささげるときの言葉なので、口に出していうという意味になります。
「させていただき」は「させていただく」のことで、相手に許しを求めることによって、その行為を遠慮しながら行う意を表します。
「ます」は敬意を表す語です。
「献杯の辞を述べさせていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、葬儀や法要などが終わった後の会食の際に用います。
葬儀などが終わった後には、会場を移して食事が行われます。
その際に、故人と関係のある人があいさつをして、亡くなった人に対して敬意を表します。
そのときに述べる言葉です。
葬儀や法要などの後の食事では、献杯をしてから食事をすることが少なくありません。
いきなり食事というのではないのです。
ただ「献杯」というのではなく、あいさつの言葉も一緒に述べられます。
参列してくれたことへの感謝、多くの人が参列をしてくれて故人が喜んでいることであろうこと、などが述べられます。
そういったあいさつをこれからしますということを、この言葉で伝えます。
献杯をするときには、「ご唱和をお願いいたします」のような言葉が使われます。
あいさつの言葉は、長くならないように配慮をします。
「献杯の辞を述べさせていただきます」を使った例文
・『喪主を務めました○○と申します。献杯の辞を述べさせていただきます』
「献杯の辞を述べさせていただきます」の返答や返信例
この後にあいさつの言葉が述べられるので、静かに聞いていましょう。
故人への思いがいろいろとあると思いますが、あいさつをしているときには何も言わず、静かに聞いています。
思い出話などは、食事がはじまってから、または食事会が終わってからにしましょう。
悲しみのあまり、涙がでてくることもあると思います。
涙は無理に我慢する必要はありません。
しかし、あいさつをしているところなので、ワーワーと大きな声を出すことは控えたいものです。
まとめ
この言葉は、葬儀などが終わった後の食事の際に使われます。
いろいろと故人との思い出があり、あいさつの際に思い出話を長々としたくなることもあるでしょう。
しかし、そういったことはあいさつの際には控えることが望ましいです。