この記事では「滞りなく行なわれましたこと」について解説をします。
「滞りなく行なわれましたこと」とは?意味
順調に物事が行われたこと、という意味です。
「滞りなく」は、「滞る」を「ない」で打ち消しています。
「滞る」は、物事が順調に進まないという意味です。
思っていたように進んで行かないこと、はかどらないことをいいます。
「行なわれ」は物事をするという意味です。
「行なわれ」は「行われ」で「な」の送り仮名はつけないことが一般的です。
「ました」は、敬意を表す「ます」と、過去や完了を表す「た」をつなげています。
つまり、すでに物事をしたということです。
「滞りなく行なわれましたこと」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、物事が順調に進んだことを報告する際に用います。
「こと」の後には「報告します」という意の言葉が続くのが一般的です。
物事が行われたときには、報告をする必要があります。
上司などは報告を受けて、その後の行動を考えます。
そのため、報告をする必要があるのです。
問題があったときでも、問題がなかったときでも報告はします。
問題があったときに指示を仰ぐために報告する、というだけではないのです。
順調に進んで問題ない場合でも報告は行います。
その際にこの言葉を使います。
「滞りなく」でどのような様子なのかある程度伝わりますが、具体的な事柄をあげた方が、どのような様子だったのかがより伝わります。
たとえば、飲食店の新店舗の開店があったとします。
当日は、多くの来店者がありましたが、店員は問題なく注文を受けて、商品を渡すことができました。
多くの人がやってきても、十分に提供するだけの量があり、品切れになることはありませんでした。
こういった具体的な事柄をあげた方が、どのような様子だったのかがわかります。
「滞りなく行なわれましたこと」を使った例文
・『イベントは滞りなく行われましたことを報告いたします』
「滞りなく行なわれましたこと」の返答や返信例
この後に報告がされる場合があるので、その話を聞きます。
どういった様子だったのかをよく聞きましょう。
話を聞いて疑問点があれば質問をします。
滞りなく行われたので、問題はなかったと思われますが、改善した方がよい点があれば指示を出します。
次回にも同じような事柄が行われる場合は、今回のことを参考にするとよいでしょう。
さらによくできないかも考えてみてください。
お客様に対する行為である場合は、よりよいものを提供することで喜ばれます。
まとめ
この言葉は、物事が順調に進んだことを報告する際に用います。
順調に進んでも、順調でなくても、報告をすることは大切です。
何かが行われたときには報告をしましょう。