この記事では「まだまだ至らぬところが多いですが」について解説をします。
「まだまだ至らぬところが多いですが」とは?意味
いまだにできないところも多いけれど、といった意味です。
「まだまだ」は、「まだ」を重ねて強調した言葉で、いまだにという意味になります。
「まだまだ子ども」のような使い方をする言葉です。
「至らぬ」は「至る」を「ぬ」で打ち消しています。
「至る」はある状態になるという意味です。
それを打ち消しているので、「至らぬ」は、その状態ではないということです。
「多い」は数量が大きいことをいいます。
どれくらいを多いというのか定義はありません。
「が」は、前に述べた事柄と後に述べる事柄が反対である場合に用いる語です。
「まだまだ至らぬところが多いですが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、自分が未熟であるときに用います。
経験が浅いものが使う言葉で、立場が上の者は使いません。
立場が上になるまでに、さまざまな経験をしてきたことでしょう。
さまざまな経験をしていれば、至らないところは少ないはずです。
「多いですが」の後には、頑張りたいという気持ちを表す言葉が続くことが多いです。
未熟だけれど力になりたい、頑張って行きたいという気持ちを表すときに使います。
特にあいさつの場で使われます。
年賀状のことで説明をします。
去年、大変お世話になった人がいます。
できないことが多い自分ですが、この人は親切に教えてくれました。
いろいろと教えてもらったものの、まだ未熟なところはあります。
そのため、これからもお世話になっていきたいです。
その気持ちを表すときに、このような言葉を使います。
「ですが」で言葉を切らず、後には「よろしくお願いします」の意や頑張る気持ちを表す言葉が続きます。
「まだまだ至らぬところが多いですが」を使った例文
・『まだまだ至らぬところが多いですが、これからもご指導をお願いします』
「まだまだ至らぬところが多いですが」の返答や返信例
「よろしくお願いします」の意が後に続くときには、こちらからも「よろしく」の気持ちを伝えます。
指導をしていくつもりであることを伝えれば、心強く感じることでしょう。
「まだ至らないところがあるのか」など、相手を否定するような言葉は控えます。
成長できるように力を貸したり、応援の言葉を書けたりすることが望ましいです。
まとめ
この言葉は、話し手がまだ未熟であるときに使います。
立場が上の人が使うことはありません。
「ですが」の後には言葉が続き、頑張りたい気持ちや、よろしくという気持ちを伝えます。
指導をしてもらうなどして、至らぬところが多い状態から成長したいものです。