「ご添削ありがとうございます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご添削ありがとうございます」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「ご添削ありがとうございます」の意味を分かりやすく説明していきます。

「ご添削ありがとうございます」とは?意味

「ご添削ありがとうございます」は、「文章をより良いものに修正してくれたことに対しお礼を述べる丁寧な表現」という意味です。

スピーチや手紙、重要書類などを、目上の人や文章が得意な人に見てもらい、表記ミスや直した方が良い部分を修正してもらった時に使われます。

「ご添削」は聞きなれない表現ですが、「添削する」という相手の動作を尊敬したり、「添削」という言葉を上品にする意味があり、ビジネスでは正しい表現です。

ただし、「ご添削ありがとうございます」は直接的で幼稚な印象がありますので、きちんと相手を敬うことを伝える為に「ご添削していただきありがとうございます」にした方が良いでしょう。

「ご添削していただきありがとうございます」の成り立ちや使われるシーン

「ご添削していただきありがとうございます」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。


「ご添削していただきありがとうございます」の成り立ち

「ご添削していただきありがとうございます」「ご添削+して+いただき+ありがとう+ございます」で成り立っています。

「ご」は相手の動作や状態を敬う接頭辞、または言葉を上品にする美化語、「添削」「他人の詩歌・文章・答案などを、書き加えたり削ったりして改め直すこと」という意味、「して」は動詞「する」の連用形「し」に助詞「て」が付いた連語、「いただき」は動詞「もらう」の謙譲語「いただく」の連用形、「ありがとう」「ありがたい」の連用形、「ございます」「ある」の丁寧語「ござります」が変化した言葉です。

尊敬語と謙譲語、丁寧語が含まれていますので、目上の人に使えます。

「ご添削していただきありがとうございます」が使われるシーン

「ご添削していただきありがとうございます」が使われるのは以下の様なシーンです。

1つ目は、スピーチの原稿を上司に手直ししてもらった時です。

2つ目は、取引先に渡す契約書などの重要書類を上司に修正してもらった時です。

3つ目は、職務経歴書などを転職サイトのスタッフに手直してもらった時です。

「ご添削していただきありがとうございます」の言葉の使い方や使われ方

「ご添削していただきありがとうございます」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

『企画書をご添削していただきありがとうございます』

初めて企画書を作成した人が、経験豊富な上司や先輩に添削してもらったことを表しています。

『スピーチをご添削していただきありがとうございます』

重要なプレゼンなどで使うスピーチを、上司に添削してもらったことを表しています。

「ご添削していただきありがとうございます」の類語や言いかえ

「ご添削していただきありがとうございます」の類語や言いかえは以下の通りです。

「ご添削くださいまして、誠にありがとうございました」

「くださる」は動詞「くれる」の尊敬語、「誠に」を付けることでより相手に感謝する気持ちが伝わります。

まとめ

今回は「ご添削していただきありがとうございます」について紹介しました。

「ご添削していただきありがとうございます」「文章を修正してもらったことに対しお礼を述べる丁寧な表現」と覚えておきましょう。