「媒酌の任を賜り」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「媒酌の任を賜り」とは?
「媒酌の任を賜り」は、結婚をとりもつ役目を担う場合に使用できる言葉です。
「媒酌」とは、「結婚をとりもつ役目」を示します。
また、そのような役目の人を「媒酌人」と呼びます。
類似の言葉に「仲人」がありますが、これは役割の範囲が違っています。
仲人は結婚相手を探す部分に関わりますが、媒酌人は関わりません。
なお、「賜り」は「もらう」を意味する謙譲語です。
「媒酌の任を賜り」とすることで、そのような任務を授かる様子を謙譲語で表現しているのです。
これは「もらう」と表現するよりも、かしこまった印象を持つ表現であり、相手への深い敬意を表す言葉なのです。
「媒酌の任を賜り」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「媒酌の任を賜り」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、ある親戚から媒酌人を頼まれたとします。
そして、その任を喜んで引き受ける事にしたのでした。
このような場合には、「媒酌の任を賜り、大変光栄に思います」と述べるとよいでしょう。
これにより、結婚をとりもつ役目を担う事を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「賜り」の使い方に注意しましょう。
これは、「授かり」、「いただき」、「頂戴し」などに言い換える事ができます。
どれも謙譲語の表現ですが、少し印象の違う言葉になるのです。
使用する状況に合わせて、柔軟に選択して使い分けるとよいでしょう。
「媒酌の任を賜り」を使った例文
「媒酌の任を賜り」を使った例文を挙げます。
例文のように、少し言葉を加える事で、自然な文章を作成できるのです。
・『この度、媒酌の任を賜りました』
・『媒酌の任を賜り、大変光栄に存じます』
・『媒酌の任を賜り、心より嬉しく思います』
「媒酌の任を賜り」の類語と敬語での言いかえ
それでは「媒酌の任を賜り」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「媒酌の任を賜り」の類似表現
「媒酌の任を賜り」の類似表現には、「媒酌の任を授かり」があります。
「賜り」と「授かり」は、同じようなニュアンスで使用できる言葉なのです。
「媒酌の任を賜り」の敬語表現
「媒酌の任を賜り」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「媒酌の任をいただき」のように言いかえできます。
なお、この場合は、どちらも謙譲語を使用した表現になるのです。
まとめ
このように「媒酌の任を賜り」は、結婚をとりもつ役目を担う場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。