「粛々と進めてまいります」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「粛々と進めてまいります」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「粛々と進めてまいります」について解説をします。

「粛々と進めてまいります」とは?意味

威厳をもって物事を進めていきます、という意味です。

「粛々」には、威厳をもって物事を行うことという意味があります。

威厳とは、近寄りがたい重々しさがあるさまをいいます。

「進め」は、物事を行うことです。

順番に従って前に向かっていくことをいいます。

「まいり」「まいる」のことで、「行く」の丁寧語、謙譲語です。

物事を行うという意味になります。

「ます」は敬意を表す語です。

「粛々と進めてまいります」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、真面目に物事に取り組みたい気持ちを表す際に用います。

「粛々」は、威厳を持って物事を行うこと、ひっそりしているさまをいいます。

パーティーのような華やかは雰囲気とは対照的です。

つまり、この言葉は軽々しい態度ではないこと、気持ちを引き締めて物事に取り組む態度を表しているのです。

普段から軽々しい態度をとっている人が、このようなことを述べても、あまり説得力がありません。

普段の行いを見られており、普段の行いからどういった人なのかを判断されています。

「まいります」は、自分の側の行為を低めて表現する言葉なので、物事を進めるのは話し手です。

つまり、話し手の気持ちを表していることです。

こういったことを述べたなら、気持ちを引き締めて物事に取り組む必要があります。

言われた方は真面目に物事を行うことを期待してしまいます。

実際にその通りに行動できないと、信用を失いかねません。

物事を進めて欲しいとお願いするときは「まいります」ではなく、「進めてください」「進めてもらえますか」などの表現をします。


「粛々と進めてまいります」を使った例文

・『計画を粛々と進めてまいります』

「粛々と進めてまいります」の返答や返信例

真面目に物事に取り組もうとしているので、励ましの言葉をかけてあげるとよいでしょう。

応援してくれる人がいると、やる気が高まります。

しかし、過度な期待をかけるとプレッシャーとなってしまい、本来の力を発揮できなくなる人もいます。

人それぞれ特徴が違うので、その人にあわせた対応をすることが望ましいです。

適切な対応をすることで、その人本来の力を引き出すことができます。

物事を進めた後には報告があるはずです。

報告があったときには、それに耳を傾けます。

そして、必要なら次の指示を出します。

まとめ

この言葉は、気持ちを引き締めて物事にあたる気持ちを表すものです。

軽々しい態度ではない、真面目に取り組みたいという気持ちを表します。

仕事を頑張ろうという姿勢がうかがえる言葉です。