この記事では「ご要望をお聞かせください」について解説をします。
「ご要望をお聞かせください」とは?意味
あなたが求める事柄を教えてください、といった意味です。
「ご要望」は「要望」に「ご」をつけて、聞き手を敬う表現にしたものです。
「要望」には、ある事柄の実現を強く求めることという意味があります。
「ご」は、他人の行為を表す語について、その人に対する尊敬の意を表します。
要望をするのは聞き手で、聞き手の行為を表す語に「ご」をつけて、聞き手に対して敬意を表す言い方にしています。
「お聞かせ」は、「聞かせる」の連用形に「お」をつけて、相手に対して敬意を表す表現にしたものです。
「聞かせる」は聞くことやらせるという意味になります。
「お」は動詞の連用形について、その下に「ください」を添えた形にすると、相手に何かを要望・懇願する意を表します。
「ご要望をお聞かせください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、要望を教えて欲しいときに用いるものです。
お客さまに対して使われることが少なくありません。
たとえば、お客さまのご意見箱です。
スーパーなどには、お客さまが店側に言いたいことを伝えることができる、ご意見箱というものが置かれていることがあります。
用意されている用紙に、店側に伝えたいことを記入して、その紙を箱の中に入れます。
こうすることで、店側にお客さまの言いたいことが伝わります。
この用紙に「ご要望をお聞かせください」と書かれていることがあります。
文章としてだけでなく、直接口で伝える場合もこの言葉が用いられます。
「あなたが何を求めているのか知りたいです」というときに述べるものです。
相手を敬う表現をしているので、この表現で失礼にはなりません。
「ご要望をお聞かせください」を使った例文
・『ご要望をお聞かせください。どうぞ、よろしくお願いします』
「ご要望をお聞かせください」の返答や返信例
アンケート用紙などに書かれていた場合は、その用紙に自分の要望を書きます。
正直な要望を書いて構いません。
こうして欲しいということを伝えて、必ずそれが実現するわけではありませんが、伝えておけば実現する可能性がでてきます。
何もなければ書かないか、「なし」と記入をします。
口頭で述べられた場合も、自分の要望を伝えて構いません。
直接顔を合わせると言いにくいかもしれませんが、正直な要望を伝えて問題ありません。
まとめ
この言葉は、他人が何を求めているのか知りたいときに用います。
ご意見箱などで使われることが多いです。
相手の要望を聞き、それを実現していくことで、物事がよりよくなっていくことが期待できます。