「ご指摘いただいた箇所」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「ご指摘いただいた箇所」とは?
「ご指摘いただいた箇所」は、「指摘してもらった箇所」との意味で使用できる言葉です。
「指摘」とは、「指し示して取り上げること」を意味する言葉です。
「摘」には、「取り上げる」というような意味があります。
「摘出」や「摘発」などでも使用される漢字なのです。
ここでは接頭語の「ご」を付与して「ご指摘」とする事で、敬意を含む表現にしています。
また、「いただいた」は「いただく」の過去形です。
そして「いただく」は「もらう」を意味する謙譲語になっています。
さらに「箇所」は、全体の中の部分や、特定の場所を示す言葉です。
「ご指摘いただいた箇所」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「ご指摘いただいた箇所」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、納品物に取引先から指摘があったとします。
しかし、指摘箇所の記載が不明確で、不備がある場所を特定できないのでした。
このような場合には、「ご指摘いただいた箇所が不明なため質問させてください」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手からもらった指摘の場所の事を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「いただいた」の使い方に注意を払いましょう。
「いただく」は自分の行為をへりくだって表現した言葉です。
つまり、相手によっては過剰な敬語表現に聞こえてしまう場合もあるのです。
使う相手を見極めながら、適切に使用するべき言葉だと言えるのです。
「ご指摘いただいた箇所」を使った例文
「ご指摘いただいた箇所」を使った例文を挙げます。
例文のように、「箇所」に続けて言葉を付け加える事で、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『ご指摘いただいた箇所に不備がありました』
・『ご指摘いただいた箇所が分かりませんでした』
・『ご指摘いただいた箇所について、もう少し詳細に教えてください』
「ご指摘いただいた箇所」の類語と敬語での言いかえ
「ご指摘いただいた箇所」の類語と敬語を解説していきます。
「ご指摘いただいた箇所」の類似表現
「ご指摘いただいた箇所」の類似表現には、「ご指摘いただいた場所」があります。
「箇所」と「場所」は、同じような意味で使用できる言葉だと言えるのです。
「ご指摘いただいた箇所」の敬語表現
「ご指摘いただいた箇所」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「ご指摘くださった箇所」に言いかえできます。
まとめ
このように「ご指摘いただいた箇所」は、「指摘してもらった箇所」を意味するフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。