ここでは「なので」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「なので」とは?
「なので」は、この前にそうなる(なってしまう)理由を添えて、それによって後に続ける経過や結果に繋がってしまう、という用い方になります。
例を挙げると、「どうしても先方からの発送が遅れてしまうそうです。
なので、今日には届きそうにありません」といったように使われており、この場合には、先方の発送が遅れることが理由で、今日には届かないという結果に繋がっています。
同じ意味になる接続詞の「よって」と言い替えることができる表現なので、そちらにして意味が通じる場合に使うことができ、それよりもカジュアルな物言いになるため、ビジネスシーンで用いるにはあまり向いていません。
「なので」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「なので」は、先のように、カジュアルに「よって」という意味で用いる表現です。
「そうなので」と使うことができる場合も多く、口語、文章のどちらでも使うことができますが、どちらかと言えば口語向けです。
それも、ある程度親交のある相手でないと失礼になってしまうことがあるので、友人間や社内で使う場合でも敬語を用いる必要のない間柄でよく使われており、もっと崩した使い方をするなら「だから」と言い替えられます。
そちらだと更にカジュアルになり、友人間やその相手を叱る時などに用いる形になってしまうので、遭えてそのように使うのでなければ、ここまで崩す際には注意してください。
「なので」を使った例文
・『午後から天気が悪くなるそうです。なので、傘を持って行った方がいいと思います』
・『それに関してはよく分からないと言っていました。なので、別の人に聞いた方がいいでしょう』
「なので」の類語や言い替え
・『ですので』
この「なので」は、「よって」とするとカジュアル感が抜けて、ビジネスでも普通に使えるようになりますが、もう少し丁寧にした形がこちらになります。
ただし、この前の文の語尾が「です」で終わっている場合には向いていないので、「今日は一日雨のようです。
ですので〜」などと使わないように気をつけてください。
この例の場合には、「よって」の方が適しています。
まとめ
「なので」は、そのような理由でこうなる、という使い方をするための表現です。
同じ意味になる「よって」と使うと丁寧になるので、ビジネスシーンや目上の人にはそちらを用いた方がいいでしょう。