「一意専心」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「一意専心」とは?
「一意専心」は、「ひとつに集中すること」の意味で使用される言葉です。
「一意」とは、「一つの意思」のような意味で使用されます。
また、「専心」とは「専ら心を傾けること」であり、「それだけに集中すること」を意味します。
つまり「一意」も「専心」も、他の事には心を傾けずに、ひとつのことに専念し、集中する様子を表現する言葉なのです。
このように同じ意味の言葉を続けて「一意専心」とすることで、「ひとつに集中すること」を強調した四文字熟語にしているのです。
「一意専心」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「一意専心」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが上司から仕事の指示を受けたとします。
その仕事は非常に重要なもので、絶対に失敗が許されない内容だったのです。
このような場合には、「一意専心で取り組んで参ります」と述べるとよいでしょう。
これにより、ひとつに集中して取り組んでいく様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「一意専心」の使い方に注意しましょう。
これは、日常的に使用されるような言葉ではありません。
意味は通じますが、頻繁に使用されるようなフレーズではないのです。
日常会話でも使用できますが、少し変わった表現になっていると、想定しておくとよいでしょう。
「一意専心」を使った例文
「一意専心」を使った例文を挙げます。
例文のように、「一意専心」で何をするのかを続けて述べるようにすると、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『一意専心で対応いたします』
・『一意専心で取り組んで参ります』
・『一意専心で必ず成功させる所存です』
「一意専心」の類語と敬語での言いかえ
「一意専心」の類語と敬語を解説していきます。
「一意専心」の類似表現
「一意専心」の類似表現には、「一心不乱」があります。
「一意専心」と「一心不乱」は、どちらも「ひとつのことに集中すること」を表現できる類似の言葉だと言えるのです。
「一意専心」の敬語表現
「一意専心」を単独で敬語表現にする事はありません。
この言葉を敬語にする場合には、組み合わせる言葉で工夫する必要があるのです。
たとえば「一意専心で取り組んで参ります」とすれば、「参ります」という謙譲語を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「一意専心」は、「ひとつのことに集中すること」を意味するフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
