「営んでおります」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「営んでおります」とは?
「営んでおります」は、「営んでいる」という内容を敬語で言い換えた言葉です。
ここで使用されている敬語は謙譲語です。
「いる」を謙譲語の「おる」に変える事で、自分の行為をへりくだって表現しているのです。
このように表現する事は、間接的に相手に敬意を示すものになるのです。
自分を低くするのは、相手を高いものと扱うことを表現しているのです。
また、ここでは丁寧語の「ます」を付与して「おります」としています。
このようにすることで「います」と同じ意味になり、現在進行の形を表現できるのです。
なお、「営む」とは、「とりおこなう」や「経営する」などの意味で使用される言葉です。
「営んでおります」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「営んでおります」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが費用交渉していたとします。
先方は細かいことを言わずに費用を妥結してくれと申し入れてきたのです。
このような場合には、「我々も商売を営んでおりますので、価格にはこだわります」と述べるとよいでしょう。
これにより、商売している事を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「おります」の使い方に注意しましょう。
これは「おる」という謙譲語が変形したものです。
そして謙譲語は目上の人に敬意を示すために使用するものなのです。
つまり、対等な相手や部下に使用する言葉ではありません。
使う相手や状況に注意して使用するとよいでしょう。
「営んでおります」を使った例文
「営んでおります」を使った例文を挙げます。
例文のように、営む対象を先に述べるようにすると、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『我々も商売を営んでおります』
・『毎日仕事を営んでおります』
・『日々の生活を営んでおります』
「営んでおります」の類語と敬語での言いかえ
「営んでおります」の類語と敬語を解説していきます。
「営んでおります」の類似表現
「営んでおります」の類似表現には、「営業しております」があります。
「営んで」と「営業して」は、場合によっては同じような意味で使用できる言葉だと言えます。
「営んでおります」の敬語表現
「営んでおります」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「営んでいます」に言いかえできます。
まとめ
このように「営んでおります」は、何かを営んでいる事を表現できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
