この記事では、「変な質問ですみません」の使い方、敬語での表現方法などを徹底解釈し、レクチャーしていきます。
「変な質問ですみません」の意味
この「変な質問」が示すものは、他者とのコミュニケーションの中で今までの話の流れとは異なる違った角度からの質問、その場にいる誰もが理解しているかもしれない初歩的な疑問、そしてビジネスではお金や契約といった相手が答えにくい質問のことです。
話の腰を折りかねない問いかけになるため、相手に配慮し「すみません」という謝罪の言葉がつながります。
「変な質問」であることを自覚したうえでの言動ですから、状況によっては非常に勇気が必要になることでしょう。
しかし、特にビジネスにおいては些細な違和感も感じたその場で解決することが望ましいものです。
また、自分の好奇心だけを満足させるために質問することは、たとえこの言葉を添えたとしても公私関係なく失礼です。
気を配り、お互いが気持ちよく対話できるように使ってください。
「変な質問ですみません」の敬語での使い方や表現方法
このままの表現では敬語要素が含まれていません。
この言い方は身近な人間関係までにとどめましょう。
敬語で表す場合は「変な」の部分を質問内容に合わせて言い換えていきます。
先ほどの意味の部分で解説したように相手にとって無礼な行為であると捉え「不躾な」「無礼な」、当たり前の知識のようで聞きにくいものであれば「初歩的な」「無知な」、話の流れを変えるようなものであれば「唐突な」や「つかぬこと」というように具体的に表していきます。
そして「すみません」は謝罪を意味する敬語表現である「申し訳ございません」にします。
また「変な質問ですみません」は文頭、文末どちらでも使用が可能です。
「変な質問ですみません」の言い換えや使用例
・『不躾な質問で申し訳ございません、この金額の根拠をご説明願えますでしょうか』
・『以上で間違いないでしょうか、初歩的な質問で大変申し訳ございません』
・『大変恐縮です、つかぬことをお聞きしますがご兄弟はおられますか』
特に「つかぬことをお聞きします」の言い換え表現に関しては、謝罪の言葉を繋げづらくなります。
そのため「恐れ入ります」や「恐縮です」という言葉を加えて、尋ねることは失礼であることを十分に承知しているというニュアンスをもたせます。
まとめ
このように「変な質問ですみません」とは、言いづらい、聞きづらい質問をするときの添え言葉として使用します。
あくまで添え言葉ですから、その質疑応答がお互いにとってプラスになるものであるよう、質問そのものの内容や仕方にもしっかり留意しましょう。