「皆様には益々ご健勝の事と存じます」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「皆様には益々ご健勝の事と存じます」とは?
「皆様には益々ご健勝の事と存じます」は、挨拶文として使用される言葉です。
これは、文章の「書き出し」として使用される挨拶文です。
つまり、「結び」の挨拶文としては使用しないので、注意しましょう。
また、「益々」とは、今までよりも一層との意味を持ちます。
つまり、これは続く言葉を強調するための言葉なのです。
そして「ご健勝」とは、「健康で元気なこと」を意味する言葉です。
ここでは、その様子を「益々」で強調しているのです。
さらに語尾には、「存じます」を使用しています。
これは謙譲語であり、「思います」を意味する言葉になっているのです。
「皆様には益々ご健勝の事と存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「皆様には益々ご健勝の事と存じます」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、以前在籍していた部署のメンバーに、メールを出すことにしたとします。
久しぶりに連絡することになったので、少しかしこまった様子で、メールを書き出す事にしたのです。
このような場合には、「皆様には益々ご健勝の事と存じます」と述べるとよいでしょう。
これにより、定番の挨拶フレーズを使用して、上手にメールを書き出す事ができるのです。
この言葉を使用する際には、「皆様には」の使い方に注意しましょう。
このような使い方を刷る場合には、「皆様には」ではなく、「皆様におかれましては」や「皆様においては」のほうが適切な表現になります。
「には」とすると、少し不自然な表現になってしまうのです。
「皆様には益々ご健勝の事と存じます」を使った例文
「皆様には益々ご健勝の事と存じます」を使った例文を挙げます。
例文のように、「には」の部分を言い換えると、より自然で一般的な表現になると言えます。
・『皆様には益々ご健勝の事と存じます』
・『皆様においては益々ご健勝の事と存じます』
・『皆様におかれましては益々ご健勝の事と存じます』
「皆様には益々ご健勝の事と存じます」の類語と敬語での言いかえ
それでは「皆様には益々ご健勝の事と存じます」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「皆様には益々ご健勝の事と存じます」の類似表現
「皆様には益々ご健勝の事と存じます」の類似表現には、「皆様には益々ご清祥の事と存じます」があります。
「ご健勝」と「ご清祥」は、どちらも健康を示す類似の言葉だと言えるのです。
「皆様には益々ご健勝の事と存じます」の敬語表現
「皆様には益々ご健勝の事と存じます」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「皆様には益々ご健勝の事と存じ上げます」のように言いかえできます。
まとめ
このように「皆様には益々ご健勝の事と存じます」は、文章の書き出しで使用できる挨拶文のフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
