「双方ともに」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「双方ともに」とは?
「双方ともに」は、「あといらもこちらも両方同じく」のような意味で使用される言葉です。
「双方」は、「双」と「方」という漢字で成り立っています。
「双」は音読みで「そう」と読みます。
また、訓読みでは「ふた」や「ふたつ」などと読むのです。
また、「方」は音読みで「ほう」と読みます。
これを訓読みにすれば「かた」などと読む事ができます。
つまり「双」と「方」を組み合わせる事で、「ふたつの」と「ほう」という事になり、「両方」と同じような意味をもつ言葉になるのです。
ここでは「ともに」を付与して「双方ともに」とすることで、その両方が等しく同じである様子を、言い表しているのです。
「双方ともに」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「双方ともに」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、二人の相手に資料を配布する事にしました。
そして、二人とも同じように、資料のチェックをお願いする事にしたのです。
このような場合には、「資料を配布しますので、双方ともにチェックしてください」と述べるとよいでしょう。
これにより、両者とも同じようにチェックすることを、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際にいは、「双方ともに」の使い方に注意しましょう。
これは、「双方同じく」や「双方同一に」などに言い換える事ができます。
また、「両方ともに」や「両者ともに」と言い換えることもできます。
それぞれ少しずつニュアンスの違う言葉ですので。
状況に合わせて適切な言葉を使用するとよいでしょう。
「双方ともに」を使った例文
「双方ともに」を使った例文を挙げます。
例文のように、「ともに」に続けて「どうするのか」を記載すると、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『双方ともにチェックしてください』
・『双方ともに持参いたしました』
・『双方ともに内容を見ております』
「双方ともに」の類語と敬語での言いかえ
「双方ともに」の類語と敬語を解説していきます。
「双方ともに」の類似表現
「双方ともに」の類似表現には、「両方ともに」があります。
「双方」と「両方」は、同じような使い方ができる類似の言葉だと言えるのです。
「双方ともに」の敬語表現
「双方ともに」を単独で敬語にすることはできません。
これを敬語にするためには、言葉を組み合わせて実現する必要があります。
たとえば、「双方ともに問題がございます」とすれば、丁寧語を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「双方ともに」は、ふたつのものを等しく扱う場合に。
使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。