「双方にとって」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「双方にとって」とは?
「双方にとって」は、「両方にとって」や「両者にとって」の意味で使用される言葉です。
「双方」には、「あちらとこちらの二つとも」のような意味を持ちます。
これに「とって」を組み合わせた場合には、「あちらにとって」と「こちらにとって」が等しく何かの状態であることを示します。
たとえば「双方にとってよいこと」とすれば、「あちら」にも「こちら」にも等しく「よいこと」であると、まとできるのです。
「双方にとって」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「双方にとって」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある企業と協業することになったとします。
協業の方針を策定して合意するにあたり、大きな考え方を相手に伝えようと考えました。
このような場合には、「双方にとって問題のないやり方にしたいと考えております」と述べるとよいでしょう。
これにより、両方が等しく問題ない状態になることを、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「双方にとって」の使い方に注意しましょう。
これは、「両方にとって」や「両者にとって」のように言い換える事も可能です。
それぞれに印象が微妙に違う言葉ですので、上手に選択して使い分けるとよいでしょう。
「双方にとって」を使った例文
「双方にとって」を使った例文を挙げます。
例文のように、「双方にとって」何なのかを続けて述べるようにすると、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『双方にとってメリットのある事かと存じます』
・『双方にとってデメリットになるのは、避けるべきだと思います』
・『双方にとって利益の無い行動は、控えるようにしていただきたい』
「双方にとって」の類語と敬語での言いかえ
「双方にとって」の類語と敬語を解説していきます。
「双方にとって」の類似表現
「双方にとって」の類似表現には、「両者にとって」があります。
「双方」と「両者」は、同じような意味合いで使用できる類似の言葉だと言えるのです。
「双方にとって」の敬語表現
「双方にとって」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「双方にとりまして」に言いかえできます。
なお、この場合は、丁寧語の「ます」を使用して敬語表現を実現していると言えるのです。
まとめ
このように「双方にとって」は、「あちらとこりらの両方にとって」という意味で、使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉だと言えますので、おぼえておくとよいでしょう。