この記事では「お手配いただきありがとうございます」について解説をします。
「お手配いただきありがとうございます」とは?意味
必要なものを用意してもらってありがとう、という意味です。
「お手配」は「手配」に「お」をつけて、相手を敬う形にしたものです。
「手配」には、ある事を行う前に役割や段取りを決めたり、必要なものを用意したりすること、という意味があります。
「いただき」は「いただく」のことで、「もらう」の謙譲語です。
「もらう」には、頼んで手に入れる、他人の行為によって自分が利益を受ける、他人にある行為をさせる、という意味があります。
「ありがとうございます」は感謝の気持ちを伝える言葉です。
「ございます」は「ある」の意の丁寧語で、「ありがとう」に続けることで丁寧な表現になります。
「お手配いただきありがとうございます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手側が聞き手に何かを用意してもらったときに用います。
ホテルの手配をしてもらった、仕出し弁当の予約をしておいてもらった、タクシーがくるように整えてもらったといったときに、このような言葉を使ってお礼を伝えます。
何かをしてもらったのは話し手側です。
たとえば、集まりがあって出かけたとします。
集まりが終わり、帰る段になりました。
そのときに、集まりの責任者がタクシーを用意しておいてくれました。
自分でタクシーを呼ぶ必要がなくなり、ありがたく感じています。
そのようなときに、あらかじめ用意をしておいてくれた相手に、感謝の気持ちを込めてこのような言葉を使用します。
「お手配」は「ご手配」とすることもあります。
「ご」は漢語につき、「お」は和語につくことが一般的です。
しかし、お菓子、お弁当など「お」を漢語につけることもあります。
「お手配いただきありがとうございます」を使った例文
・『○○をお手配いただきありがとうございます』
「お手配いただきありがとうございます」の返答や返信例
感謝の気持ちを受け取っておきます。
あらかじめ整えておいた自分は気が利くと感じたとしても、そのような態度は見せないようにします。
相手を不愉快にさせます。
整えた物事に関して伝えたいことがあるならば、伝えておきましょう。
たとえば、弁当を用意した場合ならば、何個用意した、食材を何を使っているなどです。
アレルギー対応の食事を特別用意したならば、どれがアレルギー対応のものなのかを伝えておきましょう。
まとめ
この言葉は、他人が何かを用意しておいてくれたときに用います。
相手に何かをしてもらって手間をかけさせているので、感謝の気持ちを伝えましょう。