この記事では「お決まりになりましたら」について解説をします。
「お決まりになりましたら」とは?意味
決定したならばという意味です。
まだ決定はしていないけれど、仮に決定をしたと考えて言う語です。
「お決まり」は、決めることを相手を敬う言い方にしています。
何かを決めるのは聞き手です。
「お」は動詞の連用形について、その下に「になる」を添えた形で、その動作をする人に対して尊敬の意を表します。
「なり」は「なる」のことで、ある働きをする、実現するという意味です。
「ましたら」は、敬意を表す「ます」と、仮定を表す「たら」をつなげています。
「お決まりになりましたら」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手に何かを決めてもらうときに使用をします。
たとえば、飲食店です。
お客さまが飲食店にやってきて、席について料理を決めるところです。
決めるには時間がかかりそうなので、店員は席に案内した後、その場を離れることにしました。
料理が決まったなら、店員を呼んで欲しいです。
そのときに、この言葉を用います。
「たら」の後には、飲食店の場合なら、店員を呼ぶようにという意の言葉が続く事が一般的です。
「お決まりになりましたら」の表現は丁寧なものなので、お客さまなどに対して述べても失礼にはなりません。
この後に続く言葉も丁寧にします。
前の部分が丁寧で、後の部分がそうでないと、違和感があります。
飲食店の場合は、お客さまが注文した料理に間違いがないか、繰り返して読み上げることがあります。
その際の態度がいい加減だと、言葉遣いが丁寧でも好ましくない印象を与えてしまいます。
態度にも気を付ける必要があるのです。
「お決まりになりましたら」を使った例文
・『お決まりになりましたら、お呼びください』
・『お決まりになりましたら、こちらのボタンを押してください』
「お決まりになりましたら」の返答や返信例
「たら」の後に続く言葉によって、どのような対応をするのか変わってきます。
飲食店の場合だと、呼んでくださいという意の言葉が続くことが一般的です。
その場合は、注文する料理が決まったときに店員を呼びます。
呼び方は、席の近くを通ったときに声をかける、呼び出しボタンを押す、手をあげるなどさまざまです。
まだ決まっていないのに呼ぶと、店員の迷惑になります。
決めることに迷っているときには、お薦めを尋ねてみるのもよいでしょう。
まとめ
この言葉は、何かを決めてもらうときに使用をします。
特に飲食店で使われています。
お客さまによろこんで店を利用してもらうためには、対応の仕方が大切です。
丁寧な言葉を使い、丁寧な態度で接客をするようにしましょう。