この記事では「お応えすることができず」について解説をします。
「お応えすることができず」とは?意味
働きかけに添うような反応をすることができないで、という意味です。
「お応え」は応えることを相手を敬う表現にしたものです。
応えるには、相手の期待に添うような反応をする、応じるという意味があります。
「応える」を連用形にして「お」をつけて、その下に「する」を添えた形にすると、謙譲の意を表し、その動作が及ぶ相手を敬う表現になります。
「する」は、動作や行動を行うという意味です。
「できず」は、「できる」を「ず」で否定しています。
「できる」は、それをする能力や可能性があるという意味で、「ず」は否定判断を表す意です。
「お応えすることができず」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、相手からの働きかけに添うような反応ができないときに使用をします。
主にお断りの際に使用をするものです。
たとえば、長さ40cmである製品を作るようにと注文を受けていたとします。
それを突然30cmに変更して欲しいといわれてしまいました。
突然そのようなことを言われても、変更することはできません。
相手が希望することは、40cmから30cmに変更することです。
その通りの反応をすることはできないので、「お応えすることができず」という言葉を用いて断ります。
「できず」の後には、多くの場合は謝罪の言葉が続きます。
無理な要求をしてきた相手が悪いのだと思うこともあるでしょうが、自分の側を低めて表現をした方が角が立ちにくいです。
また「無理です」と述べるよりも、こういった言葉を使った方が、穏やかに伝えることができます。
「お応えすることができず」を使った例文
・『お応えすることができず、誠に申し訳ありません』
「お応えすることができず」の返答や返信例
希望に添うような反応はできないようです。
その場合、いくつかの反応の仕方があります。
まず、無理にでもこちらの要求を通そうとすることです。
こういったことをすると相手との関係が悪化する可能性があります。
つぎに、あきらめるです。
希望に添えないのは仕方がないと断念します。
他には、要望の一部を変更するというやり方もあります。
Aということには応えられないけれど、それを少し変えたBなら応えられるということもあります。
どの部分がダメで、どうすれば応えてもらえるのか、考えてみてください。
まとめ
この言葉は、相手の希望の通りの反応をできないときに使用をします。
お断りの際にはっきりと「無理です」というよりも、こういった表現を用いた方が柔らかく伝えることができます。
柔らかく伝えると、関係が悪化しにくいです。