「親愛なる」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「親愛なる」とは?
「親愛なる」は、手紙などで使用される言葉です。
「親愛なる○○様」のように使用することで、相手への親しみと愛情を示します。
「親愛」は「しんあい」と読み、「親しみと愛情」を示す言葉です。
「親愛なる」以外にも、「親愛の情を感じる」や「私が親愛する○○は」のように使用する事もできます。
また、「親愛」は人に対して使用するのが一般的ですが、事物に対して応用的に使用する事もできます。
「私が親愛する音楽はクラシックです」のように、趣味や嗜好などに使用する事もできるのです。
ここでは「親愛なる」としていますが、「親愛する」と言い換えても、同じような意味で使用できると言えます。
ただし、手紙などでは「親愛なる」のほうが、一般的な使い方だと言えるのです。
「親愛なる」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「親愛なる」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが仕事で懇意にしている相手にメールすることにしたとします。
その相手は、共同で事業しているパートナーなのでした。
このような場合には、「親愛なる私のパートナーへ」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に対して親しみと愛情を込めて、メールの冒頭を書き出す事ができるのです。
この言葉を使用する場合には、「親愛なる」の使い方に注意しましょう。
これは少し演劇じみた表現に聞こえます。
英語の「Dear」とは、少し趣が異なるのです。
ビジネスでも、使用する機会が多い言葉とは言えません。
そのため、違和感の生じる使い方にならないかに、十分注意するべきなのです。
「親愛なる」を使った例文
「親愛なる」を使った例文を挙げます。
例文のように、宛名を続けて述べるのが、自然で一般的な使い方だと言えるのです。
・『親愛なる山田さんへ』
・『親愛なるパートナーへ』
・『親愛なる友人へ』
「親愛なる」の類語と敬語での言いかえ
「親愛なる」の類語と敬語を解説していきます。
「親愛なる」の類似表現
「親愛なる」の類似表現には、「敬愛なる」があります。
「親愛なる」と「敬愛なる」は、同じような使い方ができる、類似の言葉だと言えるのです。
「親愛なる」の敬語表現
「親愛なる」を敬語にする事は難しいといえます。
あえて表現するならば、「敬愛いたす」のように言い換える事もできます。
これは「敬愛」には「敬う」が含まれますし、「いたす」は謙譲語の表現なのです。
まとめ
このように「親愛なる」は、手紙の冒頭などで使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。