「申し遅れました」を解説していきます。
気になるビジネス敬語を、正しく覚えていきましょう。
「申し遅れました」とは?
「申し遅れました」は伝えそびれたことを、後から付け加える表現です。
自己紹介のタイミングを逃してしまい、他の人よりワンテンポ遅れて紹介するニュアンスがあります。
「申し遅れました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「申し遅れました」は後から自己紹介をおこなうときに使います。
他の担当者同士で話が弾んでいて、入り込むきっかけが掴めないときに用います。
そのため「申し遅れました」と話した後は、こちらの企業名と名前をお伝えします。
先方が聞き取りやすいように、声のトーンを調整するといいです。
また名刺を持っていたら、このタイミングで差し出します。
相手の名刺より下に差し出すのがマナーなので、覚えておくといいでしょう。
スマートな対応をして、相手のご機嫌を損ねないようにしておきたいです。
「申し遅れました」を使った例文
・『申し遅れました。○○企業の○○と申します』
・『申し遅れましたが、本日の司会進行役を務めさせていただきます○○です』
・『申し遅れました。新郎の友人の○○です』
「申し遅れました」の類語や敬語での言いかえ
「申し遅れました」の言いかえとして「言い遅れました」があります。
「言い遅れる」とは、伝えるタイミングを逃してしまうことを指します。
「言い遅れましたが」と前置きして、その後に自分の名前を伝えていきます。
「申し遅れました」の類似表現
よく似た表現として「言い忘れました」が挙げられます。
ただこの表現は、どこか子供っぽさも感じられる言い方です。
幼く聞こえてしまうので「申しそびれました」など整えて、用いていきましょう。
「申し遅れました」の敬語表現
さらに丁寧に伝えたいなら「ご挨拶が遅れました」といいます。
「ご挨拶」という丁寧な表現を用いているので、失礼なく決まります。
このほか「遅ればせながら、ご挨拶申し上げます」という言い方もあります。
好みにあわせて、使い分けていきましょう。
「申し遅れました」の返答や返信例
このフレーズは自己紹介で用いられます。
そのため「お世話になります。
こちらこそ、宜しくお願いいたします」と頭を下げます。
もしご挨拶がまだであれば、名刺をお渡しし、こちらの会社名と名前をお伝えしましょう。
初めての顔合わせになるので、粗相のない対応をしていきたいです。
まとめ
「申し遅れました」の意味と使い方を学びました。
この表現は、自己紹介をしそびれた場合に使います。
この後に、こちらの企業名と名前をお伝えします。
良い印象を持ってもらえるように、誠意ある対応を取っておきましょう。