「異動のご連絡をいただきまして」という言葉は社会人のマナーとして覚えておくと便利です。
意味や使い方、返答の仕方など基本的なことを簡単に説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
「異動のご連絡をいただきまして」とは?意味
「異動のご連絡をいただきまして」の「異動」とはビジネスで言うと、役職や部署、勤務地などが変わる人事異動のことを意味しています。
おおまかな意味としては「物事や人が以前と異なる状態になること」または「その動き」のことを指します。
つまり、その後に続く「ご連絡をいただきまして」という言葉を考慮すると、「人事異動の連絡をくれて」という感謝の言葉を述べるための理由ととなります。
「異動のご連絡をいただきまして」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「異動のご連絡をいただきまして」という言葉は主に電話やメールで使われており、上司や取引先、協力会社などビジネスで関わることの多かった人から現在の部署から移動することになったり、役職に就く、変わることになった旨の連絡を受け、それに対してお礼の言葉に添える言葉としての役割を担っています。
わざわざ異動することを連絡してくれた相手へお礼を伝える場合には、いくつか注意するべきポイントがあります。
1つ目は「異動のご連絡をいただきまして、ありがとうございます」としっかりお礼の気持ちを伝えることです。
2つ目は電話やメールで長々と話すと相手にも迷惑になる可能性があるので、できるだけ簡潔かつ伝えるべき内容をしっかりとまとめましょう。
しかし、相手が自分との思い出話を文章や電話で話してくれている場合は、形式的なお礼だけでは相手に失礼にあたるので自分もお世話になったエピソードを伝えるといいでしょう。
3つ目は異動先での相手の活躍を期待してる、祈っているという気持ちの言葉を添えることも忘れないようにしてください。
このポイントを押えておくことで、社会人として失礼のない対応ができます。
「異動のご連絡をいただきまして」を使った例文
・『異動のご連絡をいただきまして、ありがとうございます』
・『お忙しい中、異動のご連絡をいただきまして、感謝いたします』
・『異動のご連絡をいただきまして、心より感謝申し上げます』
「異動のご連絡をいただきまして」の返答や返信例
「異動のご連絡をいただきまして」という言葉とそれに続く言葉を受けた側は、「こちらこそ、短い間でしたが大変お世話になりました。
新しい部署(勤務先)に行っても、またお話する機会があるかとは思いますが、その際はぜひお声がけいただけると嬉しいです」など、異動はするものの相手との関係がこれっきりではないという気持ちを相手に伝える言葉がおすすめです。
相手にも好印象を与えることができ、今後の会社同士の関係のためにもなります。
まとめ
ここでは「異動のご連絡をいただきまして」という言葉の意味や使い方、返答の仕方など、ビジネスシーンで使う際に必要なことを簡単に説明してきました。
伝える側も受ける側もどちらもビジネスマナーとして、相手やシチュエーションによってどんな言葉を選ぶか、ボリューム、言い回しなども柔軟に変えて対応する必要があります。
説明したことを参考にして、ぜひ電話やメールで活用してみてください。
