この記事では、ビジネスシーンでしばしば使われる「その認識で間違いございません」の表現について、その意味や使い方や言い換え等を分かりやすく説明します。
「その認識で間違いございません」とは?意味
「その認識で間違いございません」の読みは、言うまでもなく「そのにんしきでまちがいございません」で、「その理解で間違いない、その理解で正しい」との意味の敬語表現です。
「認識」は「その本質や意義などを理解すること」であり、最後の「ございません」は「ある」の尊敬語の「ござる」に丁寧語の「ます」の否定形の「ません」が付けられた表現です。
従って、簡単に表現すると「その理解で間違いない、その理解で正しい」との意味になるのです。
また「ございません」が尊敬語+丁寧語構成なので、丁寧な敬語表現となるのです。
「その認識で間違いございません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この表現は、「その通りです」や「間違いないです」を、少しあらたまった言い回しとした敬語表現です。
目上の人や取引先の方にも、もちろん使えます。
ただし、敬語表現のバランスを考えると、相手の方が「認識」しているのですから、尊敬を示す接頭辞の「ご」を付けて「そのご認識で間違いございません」として方がベターだと言えます。
この言葉は、こちらが何かを説明したり、資料で示したことに対し、相手の方が「~との認識で良いですか」や「~との理解で間違いないですか」と問いただした際に、その返答として使われる表現です。
従って、会話やチャットなど、言葉のやり取りが比較的早く何度も繰り返せるシーンで使われます。
「その認識で間違いございません」を使った例文
・相手の方『料金体系としては最初の3か月が30%引きで、以降は通常料金になると言うことですか?』→当方『その認識で間違いございません』
・相手の方『今回は下打ち合わせで、正式な契約は両社の部長同席で行うことで良いのですね』→『後日、部長どうしで正式契約との、その認識で間違いございません』
・相手の方『支払い条件は月末現金払いと言うことですね』→当方『その認識で間違いございません』
「その認識で間違いございません」の類語や言い換え
「認識」の類語としては、「理解」や「解釈」が挙げられます。
従って「その認識で間違いございません」は、「その理解で間違いございません」や「その解釈で間違いございません」と言い換えることが出来ます。
また、「その通りでございます」や「おっしゃる通りでございます」と言い換えることも出来ます。
まとめ
「その認識で間違いございません」とは、「その理解で間違いない、その理解で正しい」との意味の敬語表現です。