お願い文にまつわる表現はいくつかあります。
「お願いしたいと考えております」の正しい使い方を見ていきましょう。
「お願いしたいと考えております」とは?
この場合の「お願い」とは、仕事の依頼をあらわします。
1人では難しい作業を手伝ってもらう時、より高度な力を必要としている時に用いられています。
「考えております」は「思っています」の丁寧な言い方です。
「ぜひ〇〇様に、お願いしたいと思っています」という意味があります。
「お願いしたいと考えております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
業務の依頼をしたい時のひと言が「お願いしたいと考えております」です。
「こちらの仕事をお願いします」だと冷たい感じがしますが「〜と考えております」でまとめると、相手の気持ちを尊重しつつ依頼している様子が浮かんできます。
丁寧にお願い事をしたい時に取り入れていきましょう。
一方でシンプルな作業を頼む時に「お願いしたいと考えております」は不釣り合いな表現です。
アンバランスに感じられてしまうので「お願いできますか」などカジュアルな言い回しも心得ておきましょう。
「お願いしたいと考えております」を使った例文
・『来月の15日までに、お願いしたいと考えております』
・『ご多忙の折恐縮ですが、お願いしたいと考えております』
・『前回と同じように、お願いしたいと考えております』
「お願いしたいと考えております」の類語や敬語での言いかえ
こちらの文章の類語、そして丁寧な表現を見ていきましょう。
「お願いしたいと考えております」の類似表現
似ている言い方に「お願いしたいと存じます」があります。
「存じます」は「思います」の丁寧な表現なので、こちらの言い方もビジネスシーンでよく使われています。
「当日は簡単なスピーチをお願いしたいと存じます」など、式典の挨拶をお願いする際にも使いやすいです。
「お願いしたいと考えております」の敬語表現
さらに丁寧な表現に「突然のことで恐縮ですが、折り入ってお願い申し上げます」や「謹んでお願い申し上げます」があります。
「お願いしたいと考えております」の返答や返信例
依頼にまつわるお願いがあったら、できるだけ明るい答えを用意してあげましょう。
もし日程や金額で折り合いがつかない場合は「差し出がましいお願いで申し訳ありませんが、以下の件で交渉は可能でしょうか」とお伺いを立てていきます。
まとめ
「お願いしたいと考えております」をお伝えしました。
適切な表現を学んで、敬語の達人を目指していきましょう。