メールなどで「またの機会がありましたら」と告げられたことがあるのではないでしょうか。
この言葉の意味や使い方について、分かりやすく解説していきます。
「またの機会がありましたら」とは?
文章などで「またの機会がありましたら」と見つけた場合に、どう思うでしょうか。
まず沸き上がる感情は「残念」や「悔しい」という気持ちなはずです。
これが意味するのは、この表現を呼んだ場合に連想するのが「今回は駄目だった」ということだからです。
「またの機会がありましたら」という表現には、必ずセットでネガティブな事象や連絡が付いてくるのです。
「またの機会がありましたら」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「またの機会がありましたら」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
例えば採用面接をした後の結果通知の連絡で使うでしょう。
「今回は不採用となりましたが、またの機会がありましたら応募ください」などと通知メールの文末に添えます。
ここで注意しないといけないのは、次の機会の有無が明確な場合には利用できない点です。
例えば、同じ採用通知でも合格者に対して「またの機会がありましたら」とは使いません。
なぜなら、合格すれば再度応募する機会は不要だからです。
このように、相手の状況に合わせて使う必要があるのです。
「またの機会がありましたら」を使った例文
ここでは「またの機会がありましたら」を使った例文を挙げていきます。
このように、ネガティブな連絡をする際に、「またの機会がありましたら」を併用することで、相手への配慮を示すことができるのです。
・『またの機会がありましたら、再度応募ください』
・『今回は残念ですが、またの機会がありましたら』
・『採用見送りとなってしまいましたが、またの機会がありましたら』
「またの機会がありましたら」の類語や敬語での言いかえ
それでは「またの機会がありましたら」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「またの機会がありましたら」の類似表現
まず「またの機会がありましたら」の類似表現は「またチャンスがありましたら」と言いかえることが可能です。
ただし、この場合は「機会」と「チャンス」の意味が完全には一致しないので用法に注が必要です。
「またの機会がありましたら」の敬語表現
つぎに「またの機会がありましたら」を別な敬語表現で言い換えると「またの機会がございましたら」となります。
語尾を工夫することで、相手に対する敬意をより強く表現できます。
まとめ
このように「またの機会がありましたら」という言葉は、相手を思いやる気持ちが背景にある、素敵な表現だと言えます。
メールや書面など、相手の様子が分からず、その後のフォローもできない場合などに、積極的に使用したい表現でもあります。