この記事では「良かったら参考にしてください」について解説をします。
「良かったら参考にしてください」とは?意味
差し支えないようならば、何かを考えるときの手がかりにしてくださいという意味です。
「良かったら」は、差し支えなければ、支障がないようならという意味です。
許容できる範囲であることを表します。
「参考」は、他人の意見や資料などを、何かをするときの自分の考えの手がかりにすることという意味があります。
「してください」は、そうするように求める意です。
「ください」は「くれ」の尊敬語で、相手に対して何かを求める意を表します。
「良かったら参考にしてください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手に参考になるものを渡す際に使用をします。
たとえば、新商品を発売することになり、どのように売ろうか考えている人がいたとします。
以前に似たような商品を販売したことがあり、ある売り方をしたことで人気を呼びました。
この売り方を相手に伝えれば、新商品の売り方を考えるときの手がかりになるかもしれません。
そこで、以前に発売した商品の売り方を相手に伝えることにしました。
その際に、このような言葉が用いられます。
「良かったら」という表現は、自分と同等または下の者に対して主に使うもので、目上の人に対しては失礼になります。
丁寧な表現にすると「よろしければ」です。
また、「~してください」では押し付けている印象を与えてしまいます。
参考にするかの判断は相手が行うものなので、「参考になれば幸いです」のような他の表現を考えてみてください。
「ご参考」とするとさらに丁寧です。
「良かったら参考にしてください」を使った例文
・『こちらの資料を良かったら参考にしてください』
「良かったら参考にしてください」の返答や返信例
参考になりそうなものを用意してくれたので、そのことに対してお礼を述べます。
こちらは頼んでいないかもしれませんが、こちらのことを考えてわざわざ用意してくれたものです。
好意を示してくれているので、感謝の気持ちを伝えることが望ましいです。
感謝の気持ちを伝えることで、同じようなことがあったときに、また参考になるようなものを渡してくれることも期待できます。
参考にするかは、こちらが判断をします。
参考にしない場合でも「いらない」と突き返すことはしないことが望ましいです。
まとめ
この言葉は、参考になるようなものを聞き手に渡す際に使用をします。
参考になる資料などを渡せば、相手の役に立つことでしょう。
それを使うかは相手が判断することなので、押し付けている印象にならないように、表現を変えてみてください。