「お打ち合わせの程」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「お打ち合わせの程」とは?
「打ち合わせ」は「前もって相談すること」を意味します。
これは、音楽などで、事前にリズムを合わせることに語源があるとされています。
ここでは接頭語の「お」を付与して「お打ち合わせ」とすることで、丁寧な表現にしています。
また、「お打ち合わせの程」とすることで直接表現を回避しています。
これは「お打ち合わせよろしくお願いします」と表現するよりも、「お打ち合わせの程よろしくお願いします」としたほうが丁寧に聞こえるからです。
敬語表現では、直接的な表現を避けることが、丁寧さを表すためのひとつの手段なのです。
「お打ち合わせの程」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「お打ち合わせの程」をビジネスで使用する場合、どんな使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが顧客にメールを書いていたとします。
その顧客とは、新しく取引を始めることになっていました。
そのため、今まではメールでのやり取りでしたが、一度対面で話をしたいと考えました。
このような場合には「取引も開始することですし、一度お打ち合わせの程お願いいたします」と記載するとよいでしょう。
これにより、相手に打ち合わせしてもらうように、丁寧にお願いできるのです。
この言葉を使用する場合は、遠回しな表現であることに注意しましょう。
遠回しな表現は、丁寧さを増すのに効果的です。
しかし、遠回しな表現は冗長で分かりにくい文章になる傾向があるのです。
文章の全体バランスを考えながら、上手に使いこなすとよいでしょう。
「お打ち合わせの程」を使った例文
「お打ち合わせの程」を使った例文を挙げます。
例文のように、「お願いします」を意味する言葉と組み合わせて使用するとよいでしょう。
・『お打ち合わせの程、よろしくお願いします』
・『お打ち合わせの程、何卒よろしくお願いします』
・『お打ち合わせの程、何卒よろしくお願い申し上げます』
「お打ち合わせの程」の類語や敬語での言いかえ
「お打ち合わせの程」の類語や敬語を解説していきます。
「お打ち合わせの程」の類似表現
「お打ち合わせ」は「会議」や「ミーティング」と言いかえできます。
ただし、それぞれの言葉で意味や印象がことなるので、注意して使い分けるとよいでしょう。
「お打ち合わせの程」の敬語表現
「お打ち合わせの程」を単独で敬語表現にはできません。
敬語表現にする場合は、組み合わせる言葉で実現する必要があります。
たとえば「お打ち合わせの程、お願い申し上げます」のような敬語表現が可能です。
まとめ
このように「お打ち合わせの程」は、相手に打ち合わせをお願いする場面で使用できるフレーズです。
ビジネスでも使えるものなので、上手に使いこなすとよいでしょう。