「周到」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「周到」とは?
「周到」は、「手落ちがなくて行き届いていること」を意味する言葉です。
「用意周到」や「準備周到」のように四字熟語で使用されることが多い言葉だと言えます。
また、「周到な計画」や「周到な準備」のような使い方も可能です。
「周到」という漢字を紐解くと、「周り」と「到る」という言葉に分解できます。
「到る」とは「至る」と同じ意味の言葉なのです。
このことから、「周りに至る」まで、しっかりと行き届いている様子を、表現した言葉だと分かるのです。
「周到」という言葉には、このような意味が込められているのです。
「周到」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「周到」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、部長から来期の計画を説明されたとします。
その計画の内容は、大変綿密に計算されたもので、一分の隙もないのでした。
このような場合には、「あまりに周到な計画に、私は驚いております」と述べるとよいでしょう。
これにより、手落ちがなくて行き届いている様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用するときには、「周到」の使い方に注意しましょう。
四字熟語で「用意周到」のように使用できますし、「周到な」や「周到に」として使う事もできます。
状況に合わせて、適切な使い方を選択する必要があるのです。
「周到」を使った例文
「周到」を使った例文を挙げます。
例文のように、準備がしっかりと行き届いている様子を示して「周到」という言葉を使用すれば、自然で分かりやすい文章を作成できるはずです。
・『かなり周到に準備を進めてきました』
・『プロジェクトを成功させるためには、周到な計画が必要です』
・『用意周到だと思っていましたが、手落ちがありました』
「周到」の類語と敬語での言いかえ
「周到」の類語と敬語を解説していきます。
「周到」の類似表現
「周到」の類似表現には、「綿密」があります。
「周到」と「綿密」は、どちらも「しっかりしていて抜かりが無い様子」を表現できる、類似の言葉だと言えるのです。
「周到」の敬語表現
「周到」を敬語表現にする事は難しいでしょう。
これを敬語にするためには、言葉を組み合わせて実現する必要があるのです。
たとえば「用意周到かと存じます」表現したとします。
この場合は「存ずる」という謙譲語を使用する事で、敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「周到」は、しっかりしていて手落ちがない様子を表現する言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
