「お聞かせ願えませんか」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お聞かせ願えませんか」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「お聞かせ願えませんか」の意味について、詳しく説明していきます。

「お聞かせ願えませんか」とは?

「おきかせねがえませんか」と読み、相手に対して、話を聞きたい時に使われる言葉です。

「聞かせて」の丁寧になった言葉だといえます。

「お聞かせ」は、尊敬の意味を持つ「お」を接頭につけている言葉です。

相手に意見を聞くときなどに使われます。

「願えませんか」は、相手にお願いしているときに使われる言葉で、依頼をするときにも使用されます。

よって、聞かせて欲しいと頼むときに使われます。

「聞かせてください」「聞かせてくれませんか」よりも丁寧な印象があります。

しかし、「願えませんか」には、謙虚な姿勢が感じられないと思う人もいることから、「願えませんでしょうか」と言ったほうが、より丁寧な印象になります。

また、「お聞かせ願えますか」という言い回しもよくされます。

この場合には、聞かせてくださいという依頼の意味合いが強くなります。

どちらかというと、「お聞かせ願えませんか」のほうが、相手が言っても言わなくても良い、判断を相手に任せるという意味になります。

「お聞かせ願えませんか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

単に、「聞かせてください」と言うよりも、丁寧な印象を与えられます。

「願えませんか」は、相手に依頼をしている形になるので、目上の人に対しても使えます。

親しい間柄や、カジュアルな場で使うと、場違いになってしまうので注意が必要です。

また、意見をうかがうときなどにはいいのですが、イエスかノーか、又は、どれを注文するのかを選んでもらう場合には、もう少しはっきりと聞いたほうがいいこともあります。


「お聞かせ願えませんか」を使った例文

・『どちらのプランが良いか、皆様の意見をお聞かせ願えませんか』
・『これから旅行に行きます。アメリカに行ったことのある方、感想をお聞かせ願えませんか』

「お聞かせ願えませんか」の返答や返信例

言いたいことがある場合には、そのことに対して話して聞かせ、特に無い場合には、無いと答えることが一般的です。

答える場合にも丁寧な言葉を使うこともありますが、形式的に丁寧な言い方をしている場合や、目上の人に対して丁寧な言葉を使っていることがあるので、返答や返信では、それほど丁寧ではない場合もあります。

まとめ

「お聞かせ願えませんか」は、「聞かせて」を丁寧に言う言葉になります。

「お」をつけて尊敬の意を表し、「願えませんか」で依頼の形をとっているので、かなり丁寧な言葉だといえます。

もう少し丁寧にしたい場合には、「願えませんか」「願えませんでしょうか」にすると、より、丁寧な印象になります。