「おかげです」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「おかげです」とは?
「おかげです」は、「御蔭」と表記できます。
これは、「結果を得た場合に、原因となったもの」を表現する言葉です。
これは、よい意味で使用されることが多い言葉ですが、悪い意味でも使用できます。
たとえば、「部長のおかげで活躍できました」とすれば、相手の支援により何かが成功した様子を表現できます。
しかし、「寝坊したおかげで遅刻してしまいました」とすれば、寝坊の影響により悪い結果が生じた様子を表現できるのです。
これらのことから、「おかげです」は良い意味でも悪い意味でも使用できる言葉だと言えます。
つまり、どのような文脈で使うかによって、意味が変化する言葉なのです。
しかし、どちらの場合でも、「結果を得た場合に、原因となったもの」という本来の意味は変わらないのです。
「おかげです」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「おかげです」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが新しい契約を受注したとします。
受注するまでには、先輩がたくさん支援してくれたのでした。
このような場合には、「今回受注できたのは、先輩が協力してくれたおかげです」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手の支援により受注できた様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「です」の使い方に注意しましょう。
これは丁寧語の語尾として使用される言葉です。
これを末尾に付与するだけで、簡単に丁寧な文章を作成できます。
そして、これをさらに丁寧に言い換える事もできます。
たとえば「おかげでございます」とすれば、より丁寧に聞こえる意表現に言い換えできるのです。
「おかげです」を使った例文
「おかげです」を使った例文を挙げます。
例文のように、「何が」や「何の」にあたる部分を加える事で、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『今回の受注は、先輩が協力してくれたおかげです』
・『全ては、皆様が支援してくださったおかげです』
・『難所を乗り切れたのも、資金援助のおかげです』
「おかげです」の類語と敬語での言いかえ
「おかげです」の類語と敬語を解説していきます。
「おかげです」の類似表現
「おかげです」の類似表現には、「賜物です」があります。
「おかげ」と「賜物」は、同じような使い方がされる類似の言葉なのです。
「おかげです」の敬語表現
「おかげです」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「おかげと存じます」に言いかえできます。
まとめ
このように「おかげです」は、何かの原因になったことを表すフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。