「したのに」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「したのに」とは?
これは、行為から期待される結果と違う場合に使用される言葉です。
「した」は動詞の「する」が変形したものになります。
そして「した」は、「する」を過去形にしたものなのです。
さらに「したのに」は、期待とは異なる結果が生じた場合に使用されます。
たとえば、「努力したのに報われない」や「検討したのに決まらない」という形で使用できるのです。
これらのことから、この言葉が行為から期待される結果と違う場合に使用されるものであると分かるのです。
「したのに」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、ある処理が間違っていたことに気が付いたとします。
そして、直後に処理を中止したものの、結果としては間に合わなかったのでした。
このようなケースで、「すぐに中止したのに間に合いませんでした」と伝えるとよいでしょう。
これにより、中止したにもかかわらず間に合わなかったと、上手に伝えられるのです。
この言葉を使うときは、「したのに」の表現方法に注意するべきです。
これは「したにもかかわらず」に置き換えできます。
また、「しましたのに」で丁寧語になるのです。
さらに「いたしたのに」や「いたしましたのに」で謙譲語を使う方法もあります。
このように、同じような内容でも、少し印象の違う形になります。
実際の状況に合わせて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「したのに」を使った例文
例文のように、前後に適した言葉を付け加えると、自然な使い方ができるのです。
・『対応したのに間違えていました』
・『検討したのに中止になってしまいました』
・『勉強したのに無駄になってしまったそうです』
「したのに」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「したのに」の類似表現
たとえば、「したにもかかわらず」が類似表現になります。
「したのに」と「したにもかかわらず」は、同じような意味で使えるのです。
「したのに」の敬語表現
これを別な敬語表現にすると、「いたしましたのに」に言い換えできます。
なお、これは謙譲語に丁寧語を組み合わせた敬語表現になっているのです。
まとめ
このように、行為から期待される結果と違う場合に、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えるので、上手に活用するとよいでしょう。