「お力添えの賜物」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お力添えの賜物」とは? ビジネス用語【一語】

「お力添えの賜物」についての解説です。

「お力添えの賜物」とは?意味

「お力添えの賜物」ですが、意味については、苦しい時に第3者が力添えをしてくれたおかげで良い結果になったという意味で使用します。

よって、ビジネスの世界では、会社や社員が苦しい時、第3者が手助けしてくれたことで結果が良いものになりましたという意味になります。

「お力添えの賜物」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「お力添えの賜物」という言葉は、成立するに際して、必ず、物事がプラスに働いていないといけません。

なので、マイナスに事が運んでいることに対して、「お力添えの賜物」というと、第3者が協力してマイナスの方向に転んだことについてよい結果だということになりますので皮肉になり、皮肉は、目上だろうと格下だろうとすべきではありません。

また、この言葉、相手側から手助けした見返りを求められる可能性がありますので注意しましょう。


「お力添えの賜物」を使った例文

・『これも、部長のお力添えの賜物です』
この例は、自分が苦しい時に部長という人物が力を貸してくれたがゆえ、良い方向に事が運びましたという例です。

お力添えは、手助けのことで、賜物は、苦しい時に第3者が助けたことで事が良い方向に転ぶことになります。

・『これも、皆さんのお力添えの賜物です』
この例は、多くの人が苦しい時に助けてくれたがゆえ、良い方向に事が運んだという例です。

なお、見返りを求められるのでは?という意見もありまして、助けた見返りを求められた場合、見返りを与えるかは個人次第になります。

「お力添えの賜物」の返答や返信例

「お力添えの賜物」への返答ですが、この言葉は、事実を述べているだけなのでお礼ではないので返答をするか否かについては個人にゆだねられます。

返答をする場合、「そうですか」だけでもよいですし、「よかったです」だけでも構いません。

なお、返答をしなかった場合、相手側は一応誰のおかげで助かったかについてはお力添えという形で証明をしているため、力を貸した側が返答をしなくとも誰が助けたかについては理解はしています。

まとめ

「お力添えの賜物」は、実のところ、礼を述べているわけではないので、後からこの言葉の返答で見返りを求められた場合、それに応じるか否かを決めないとなりません。

なぜなら、助けた側は、「お力添えの賜物」という言葉を聞けば、自分が手助けしたがゆえ、この人物は助かったと理解しますので、見返りを後から求めても何ら問題はありません。

ビジネスの世界においては相手を助ける行為は、見返りを貰うということでもあるため、この言葉を使用した場合、見返りを求められる可能性が否定できないわけです。

逆に、お礼を述べる言葉で助けてもらったことについて感謝を示した場合、手助けした内容によってはやはり見返りを求められる可能性がありますので、「お力添えの賜物」をお礼の言葉に変換しても恐らく見返りの問題は付きまとうでしょう。