「見受けられる」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「見受けられる」とは?
「見受けられる」は、「見受ける」を受動態にした言葉です。
「見受けられる」と表現すると、自然に見受ける様子や、相手の好意の影響で見受ける様子を表現できます。
また、「見受ける」とは「見える」や「目に止まる」との意味を持つ言葉です。
他にも、「見て判断する」や「見て取る」などの意味でも使用できます。
前者が視覚だけに依存した意味であるのに対して、後者は視覚と知覚の両方に作用する意味を持っています。
そのため「見受けられる」との言葉には、単純に「見る」以上の意味が込められているのです。
「見受けられる」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「見受けられる」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、先輩が体調を崩していたとします。
誰がどうみても体調が悪そうなため、あなたは見ていられないのでした。
このような場合には、「先輩からは、体調が悪そうな様子が見受けられるのでした」と述べるとよいでしょう。
これにより、見て感じ取れる様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する場合には、「見受けられる」の使い方に注意しましょう。
これは受動態の意味でも使用できますが、尊敬語の表現としても使用できるのです。
どちらの意味で使用するかは周囲の文脈に依存して決まります。
つまり、この言葉単独では見分けが付かないのです。
「見受けられる」を使った例文
「見受けられる」を使った例文を挙げます。
例文のように、「何が」見受けられるのかを先に述べるようにすると、分かりやすい文章になることでしょう。
・『体中に傷が見受けられるのでした』
・『この提案には勝算が、はっきりと見受けられる』
・『後ろにはしっかりとした戦略が、見受けられる』
「見受けられる」の類語と敬語での言いかえ
「見受けられる」の類語と敬語を解説していきます。
「見受けられる」の類似表現
「見受けられる」の類似表現には、「見てとれる」があります。
「見受けられる」と「見て取れる」は、同じような使い方ができる類似表現なのです。
「見受けられる」の敬語表現
「見受けられる」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「お見受けされる」に言いかえできます。
なお、この場合は謙譲語の表現になりますので、注意するとよいでしょう。
まとめ
このように「見受けられる」は、「目に止まる」や「見て判断する」などの意味で使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。