「謹んでお祝い申し上げます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「謹んでお祝い申し上げます」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、日常でもビジネスシーンでも使われることの多い、慣用表現の「謹んでお祝い申し上げます」について、その意味や使い方や言い換え等を分かりやすく説明します。

「謹んでお祝い申し上げます」とは?意味

「謹んでお祝い申し上げます」とは、「うやうやしくかしこまって祝いを述べる」ことを意味する丁寧な敬語表現です。

「謹んでお祝い申し上げます」の表現を言葉毎に分解して、少し詳しく説明します。

まず「謹んで」の読みは「つつしんで」で、「うやうやしくかしこまって」と言った意味の言葉です。

敬意を表してうやうやしく物事を行うさまを表す言葉です。

次の「お祝い」「祝い」に敬意を示す接頭辞の「お」が付けられた言葉で、「申し上げます」「言うや、述べる」の謙譲語の「申し上げる」に丁寧語の「ます」が付けられた言葉です。

従って、「謹んでお祝い申し上げます」とは、「うやうやしくかしこまって祝いを述べる」ことを意味する丁寧な敬語表現となるのです。

「謹んでお祝い申し上げます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この「謹んでお祝い申し上げます」の表現は、結婚披露宴での祝辞や、各種の祝賀パーティーでも挨拶でよく使われます。

また年賀状に祝いの言葉として使われることもあります。

意味としては単に「お祝い申し上げます」とするのと大きな違いはありませんが、「謹んで」を付けることで、相手の方に対して、より敬意を高め、あらたまった表現とすることが出来るのです。

ちなみに、この「謹んで」「謹んでお祝い申し上げます」以外にも、「謹んでご報告申し上げます」「謹んでお悔やみ申し上げます」「謹んでお詫び申し上げます」「謹んでお受けいたします」等と、色々なシーンで使うことが出来ます。

なお、同音異義語に「慎んで」がありますが、こちらは「慎重にするや、控えめにすること」の意味なので、間違えて表記しないように注意が必要です。


「謹んでお祝い申し上げます」を使った例文

・『この度は名誉ある賞を受賞され、謹んでお祝い申し上げます』
・『この度は、ご結婚されたとのことで、謹んでお祝い申し上げます』

「謹んでお祝い申し上げます」の類語や言い換え

「謹んでお祝い申し上げます」は定型的で便利な表現なので、敢えて言い換える必要はありませんが、強いて言い換える場合は、「心からお祝い申し上げます」「謹んでお祝辞を述べさせていただきます」等となります。

まとめ

「謹んでお祝い申し上げます」とは、「うやうやしくかしこまって祝いを述べる」ことを意味する丁寧な敬語表現です。

結婚披露宴や各種祝賀パーティーでの祝辞や、年賀状で新年を祝う言葉として使われます。