「様子がうかがえる」とは?
使い方や言い換えなど、慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「様子がうかがえる」とは?
「様子がうかがえる」は、漢字で表記すると「様子が窺える」となります。
「窺える」は普段あまり使わない言葉ですが、「推察できる、感じ取れる」の意味で使用されるものです。
この「窺う」には、「そっとのぞいてみる」のような意味があります。
「顔色をうかがう」の場合に使用する漢字が「窺う」だと言えば、納得がいくのではないでしょうか。
ここでは「様子がうかがえる」としていることから、「様子を推察できる」との意味で使用されているのです。
「様子がうかがえる」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「様子がうかがえる」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたの後輩が営業成績でトップを獲得したとします。
その後輩はお調子者のため、うかれていることが想像できました。
このような場合には、「彼のことですので、様子がうかがえる次第です」と述べるとよいでしょう。
これにより、後輩がうかれていることを想像できることを上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する場合は、文字の変換に注意しましょう。
通常は仮名表記のままで「うかがえる」とするのがよいでしょう。
しかし、あえて漢字変換する場合には「窺える」と正しく変換する必要があります。
間違えやすい「伺える」などに、誤変換しないように注意する必要があるのです。
「様子がうかがえる」を使った例文
「様子がうかがえる」を使った例文を挙げます。
・『様子がうかがえるようです』
・『最後まで説明しなくても、様子がうかがえるでしょう』
・『おおよその様子がうかがえるのでした』
「様子がうかがえる」の類語や言いかえ
「様子がうかがえる」の類語や言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「想像に難くない」
「様子がうかがえる」の類語には、「想像に難くない」があります。
どちらも想像できることを示しますが、後者のほうがより「想像しやすい」ことを強調して表現したものです。
そのことからも、類語とはいえ、若干のニュアンスの違いがある言葉だとも言えます。
「たやすく想像できる」
また、「たやすく想像できる」も「様子がうかがえる」の類語と言えます。
こちらも、「想像が簡単である」ことを示す類語です。
「様子がうかがえる」に比べると、想像が簡単であることを示しています。
まとめ
このように「様子がうかがえる」は、様子が想像できることを表現できる便利なフレーズです。
何かの状況を推察する場合に使える言葉なので、おぼえておくとよいでしょう。