「拝見しましたか」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「拝見しましたか」とは?
「拝見しましたか」は、「見たか」を意味する言葉です。
ここでは、敬語を使用することで、言葉が言い換えられているのです。
「拝見」とは、「見る」を意味する謙譲語です。
ただの「見る」ではなく、「拝む」という言葉を加えて「拝見」としているのです。
これによって、相手に敬意を示す効果があるのです。
また、「しましたか」は、「したか」という疑問文に、丁寧語の「ます」を付与したものです。
これにより、相手に対する質問の形に、文章を変化できるのです。
「拝見しましたか」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「拝見しましたか」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが先輩と会話していたとします。
そして、今朝から部長を見ていないことに気が付いたのでした。
このような場合には、「そういえば本日、部長を拝見しましたか」と述べるとよいでしょう。
これにより、部長を見たかという質問を、謙譲語を使って表現できるのです。
この言葉を使用する場合は、「拝見」に注意しましょう。
これは謙譲語です。
謙譲語は、自分や自分達に対して使用する言葉です。
そのため、相手に対して使用するものではないのです。
敬意を示す対象が誰にあるかに、注意して使用するべき言葉なのです。
「拝見しましたか」を使った例文
「拝見しましたか」を使った例文を挙げます。
例文のように、「誰を」などを意味する言葉を組み合わせると、自然な文章を作成でいることでしょう。
・『本時は、部長を拝見しましたか』
・『今年に入って、社長を拝見しましたか』
・『今回の案件の依頼主を、拝見しましたか』
「拝見しましたか」の類語と敬語での言いかえ
「拝見しましたか」の類語と敬語を解説していきます。
「拝見しましたか」の類似表現
「拝見しましたか」の類似表現には、「見ましたか」があります。
「拝見する」と「見る」は、敬意の有無があるだけの、同じ言葉だと言えるのです。
「拝見しましたか」の敬語表現
「拝見しましたか」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「ご覧になりましたか」に言いかえできます。
この場合は、見る行動の主体者に対して敬意を示す表現になります。
言い換える前と比べると、尊敬語と謙譲語の違いがありますので、十分に注意して使い分けるとよいでしょう。
まとめ
このように「拝見しましたか」は、「見たか」と質問するためのフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。