「手筈となっております」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「手筈となっております」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「手筈となっております」について解説をします。

「手筈となっております」とは?意味

前もってこのように準備していますといった意味です。

「手筈」には、あらかじめなすべき準備、物事を行う前にあらかじめ決める手順という意味があります。

たとえば、電車を使って旅行をするとします。

特急を利用するので、出発の前に特急券を購入しておかなければなりません。

出発という事を行う前に、切符を購入するという準備をしています。

これが「手筈」が意味するものです。

「なって」「なる」のことで、実現する、働きをする、いたるといった意味になります。

「おります」「~ております」の形で「~ている」の丁寧な言い方です。

「手筈となっております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、物事を行う前にあらかじめ手順を決めていたり、準備をしていたりするときに使用をします。

たとえば、数人が集まって食事会をすることになったとします。

この食事会のために会場を準備しておきました。

飲食店に予約をいれておいて、時間になったら食事会をはじめられるようにしているのです。

そして、会に出席して欲しい人には、あらかじめ招待状を出しています。

そして、出席するという返事をもらっています。

このように、食事会という事柄を行う前に、なすべき準備をしているこのことを「手筈となっております」と表現します。

「おります」は丁寧な表現なので、目上の人や取引先の人に対して述べても失礼にはなりません。

「手筈」は相手を敬う表現にする必要はなく、このままの形で用います。


「手筈となっております」を使った例文

・『○○時には出発する手筈となっております』
・『○日には到着する手筈となっております』

「手筈となっております」の返答や返信例

何の準備がされているのかによって返答内容は変わります。

出発の準備がされていることの場合は、予定についてもう一度詳しく確認をしておいてもよいでしょう。

出席する人の確認の場合は、もう一度誰が出席するのか、出席の可否をとれているのかを確認しておいてもよいでしょう。

もう一度確認をしておくと、間違いを防ぐことができます。

あらかじめ準備されていたものが、好ましくないものだったという場合もあると思います。

そのときは、変更をしてもらえるか尋ねてみます。

急な変更は相手に迷惑をかけるので、できれば変更せずに済ませたいものです。

まとめ

この言葉は、前もって手順を決めていたり、準備されていたりすることを表すものです。

物事を行う前に万全に準備をしたり、手順を決めていたりすれば、その物事は順調に進むことでしょう。