「持って行ってもらう」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「持って行ってもらう」とは?
「持って行ってもらう」は「持っていく」と「してもらう」で構成されている言葉です。
さらに、「持っていく」は「持つ」と「行く」を組み合わせた言葉です。
「持つ」は、「手に取る」との意味を持ちます。
そして「行く」は、「何かしらの方向に向かう」ことを意味するのです。
このことから、「持っていく」とは、「手に取ってどこかに向かう」行為だと言えます。
また、ここでは「してもらう」を組み合わせています。
これは、相手の行動を受け取るニュアンスで使用される表現です。
相手の行動により、自分が何かしらの恩恵を受けるような場合に、「してもらう」と表現できるのです。
「持って行ってもらう」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「持って行ってもらう」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたが荷物を移動していたとします。
大量の荷物を、会議室に運ぶのでした。
すると、元ラグビー部の後輩が偶然通りかかりました。
このような場合には、「彼に持って行ってもらう事にしましょう」と述べるとよいでしょう。
これにより、荷物を運んでもらうことを、上手に表現して伝達できるのです。
この言葉を使用する際には、「もらう」の使い方に注意しましょう。
これは、丁寧語にすれば「もらいます」になります。
また、謙譲語にすれば「いただく」になるのです。
相手や状況に応じて、柔軟に使い分けることをおすすめします。
「持って行ってもらう」を使った例文
「持って行ってもらう」を使った例文を挙げます。
例文のように、「何を」にあたる部分を明示すると、文章全体が分かりやすいものになります。
・『書類を持って行ってもらう事にしました』
・『本日中に、荷物を持って行ってもらうべきです』
・『この部品を工場まで持って行ってもらうとよいでしょう』
「持って行ってもらう」の類語と敬語での言いかえ
それでは「持って行ってもらう」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「持って行ってもらう」の類似表現
「持って行ってもらう」の類似表現には、「持って行ってくれる」があります。
これは、行動の主体を変えた者であり、同じような意味で使用できる言葉なのです。
「持って行ってもらう」の敬語表現
「持って行ってもらう」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「持って行っていただく」のように言いかえできます。
まとめ
このように「持って行ってもらう」は、相手が何かを運んでくれる場合に使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。