「お貸し出し」という言葉についての解説です。
「お貸し出し」とは?意味
「お貸し出し」は相手に対して何かを貸して差し出すという意味を美化した意味です。
なので、貸し出しという言葉がこのワードのもとになるんですが、この言葉を自分よりも偉い立場にある人に使用した場合、言葉を通して相手に対して敬意を示していないがゆえ「お貸し出し」とすることで言葉を美化しているのです。
特に、自分から、第3者である人物に何かを貸し出す際、「貸し出し」というよりも、「お貸し出し」とするほうが受け手側も敬語であると認識するので「お貸し出し」という言い回しはあくまで、相手側に敬語を使用することで敬意を示しているということを認識させるために使用します。
「お貸し出し」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「お貸し出し」は、ビジネスにおいては、相手に貸しだすという行為を美化して相手に対して貸し出すことに対し敬意を示すために使用します。
要は印象付けでこのワードを使用しますので、以降においては、相手側が敬うべく人物であれば、会社内において貸し出しをして貸し出したものを再度受け取るにおいても敬語を話すのが望ましいでしょう。
よって、注意点は、「お貸し出し」という言葉を使用した後、以降も敬語を続け、会社でお仕事をしている間は、上司を敬う姿勢を見せるのが望ましいでしょう。
「お貸し出し」を使った例文
・『こちらの資料は、部長にお貸し出し致しました』
「お貸し出し」の返答や返信例
「お貸し出し」についての返事は、貸出という言葉に対して自分が偉い人の立場であると仮定した場合、部下に対してどう言葉を返すかが返事です。
つまり、貸し出しという行為について丁寧に述べてきた部下に対して、貸してもらったものを返すわけですから、「ありがとう」と言えば、貸してもらった何かを返した際にお礼を上司が述べたとなります。
一方「借りた資料は間違っている」というのも答えで、この場合、上司の身であり、自分は資料が間違っていることに気が付いたと部下に述べているので、これも返事の一つになります。
まとめ
「お貸し出し」については、貸出という行為をとても丁寧に述べているだけで、相手の人が目上という立場にあるがゆえ、貸し出すという行為ですら丁寧に言い表そうというだけにすぎません。
なので、わざわざ、相手に貸すという行為を丁寧に言い表す必要が無いと判断すれば、このワードは使用する必要はありません。
ですが、ビジネスマンとして、上司に取り入り、上司に対する自分の印象をよい印象にするなら、こうした、自分が第3者に何かをしてあげるという行為を「お貸し出し」という風に美化するとよいでしょう。
