「何から何までありがとうございます」を説明していきます。
正しい表現を覚えて、敬語の達人を目指しましょう。
「何から何までありがとうございます」とは?
「何から何までありがとうございます」とは、至れり尽くせりの対応をしてくれた相手に感謝する言い方です。
「何から何まで」とは、あらゆる言動を例えています。
自分のために骨を折ってくれた相手に、心からお礼を述べる言い回しになります。
「何から何までありがとうございます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「何から何までありがとうございます」は例えば車に乗せてくれたり、自宅に泊めてくれたり、温かい気遣いをしてくれた相手に用います。
カジュアルな表現なので、おもに会話で使います。
ビジネスシーンで用いるにはやや家庭的な表現なので、ほかの表現もおさえておくといいでしょう。
格式ある場では、気取った言葉も覚えておきたいものです。
「何から何までありがとうございます」を使った例文
・『昨日は何から何までありがとうございました』
・『何から何までお世話になり、ありがとうございます』
・『何から何まで助けてもらい、ありがとうございます』
「何から何までありがとうございます」の類語や敬語での言いかえ
「何から何までありがとうございます」の類語として「その節はありがとうございました」があります。
「その節は」は、過去のある時点をあらわします。
大人びた、落ちついた言い方に聞こえます。
「何から何までありがとうございます」の類似表現
「何から何までありがとうございます」の似ている表現として「お世話になりました」が挙げられます。
過去形の言い方をすることで、これまでして貰ったことに対するお礼をあらわします。
簡単ながらも、思いが伝わりやすいです。
「何から何までありがとうございます」の敬語表現
格式ばった言い方にしたいなら「貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございます」という一文があります。
忙しい時間を割いてもらったことに対する、御礼の心を伝えていけます。
「何から何までありがとうございます」の返答や返信例
「何から何までありがとうございます」と言われたら、どのように返せばいいでしょうか。
この表現はこちらが面倒をみたことに対する、先方の謝意をあらわします。
「とんでもありません。
またお会いできるのを楽しみにしています」と平たく喜びを伝えておきましょう。
まとめ
「何から何までありがとうございます」の意味と使い方を学びました。
あらゆることに対するお礼の気持ちをあらわします。
カジュアルな表現なので、会話文で使います。
緊張感のある場では、別の表現をおさえておきましょう。