この記事では「単刀直入に申し上げますと」について解説をします。
「単刀直入に申し上げますと」とは?意味
回りくどいことは言わないで伝えると、遠回しな言い方をしないで、といった意味です。
率直に何かを伝える意味があります。
「単刀直入」は、遠回しではなくすぐに本題に入ること、またそのさまをいいます。
「単刀」は一人で刀を振るうことという意味で、「直入」はすぐに物事の中心となるところに入ることという意味です。
「申し上げます」は「申し上げる」と「ます」をつなげています。
「申し上げる」は「言う」の謙譲語です。
「ます」は敬意を表す語です。
「単刀直入に申し上げますと」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、遠回しな言い方をしないときに使用をします。
遠回しな言い方をせずに伝えると、聞き手が衝撃を受けることがあります。
しかし、伝えなければならないこともあります。
そういったときには、聞き手が衝撃を受けないような配慮が必要です。
聞き手に配慮した言葉のひとつがこ言葉です。
この後には、遠回しな言い方はせずに本題が語られます。
「単刀直入」は一人で刀を持って敵に切り込む意があります。
そのため、この言葉に攻撃的な印象を抱いてしまう人もいます。
攻撃的な言い方では、こちらの話を聞き入れてもらいにくくなってしまうことでしょう。
遠回しな言い方をしないことは、別の表現でも伝えることができます。
たとえば、「率直に申し上げますと」です。
また、遠慮なく言うという意味では「忌憚なく」と表現できます。
「忌憚」は遠慮することという意味で、否定の語とともに使われます。
こういった言葉でも相手に配慮を示すことができます。
「単刀直入に申し上げますと」を使った例文
・『単刀直入に申し上げますと、○○にした方がよいと思います』
「単刀直入に申し上げますと」の返答や返信例
この後に何かが語られるので、その事柄に耳を傾けます。
はっきりとしたいい方で伝えてくることでしょう。
「言ってはいけない」と相手の発言を阻止することは、あまりありません。
はっきりと伝えてきて「失礼な」と思うかもしれませんが、その話は重要なことを伝えていることがあります。
固定観念にとらわれることなく、相手の意見について考えてみてください。
相手の発言に疑問点があれば質問をします。
その事柄について詳しく話し合っていくと、新たな視点を得られることもあります。
まとめ
この言葉は、はっきりと何かを言うときに用いるものです。
率直にものをいうと、失礼になったり、聞き手が衝撃を受けたりすることがあります。
そのため、遠慮なく何かをいうときには、相手に配慮することが大切です。