「弊社事で大変恐縮ですが」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「弊社事で大変恐縮ですが」とは? ビジネス用語【一語】

「弊社事で大変恐縮ですが」という言い回しについての解説です。

「弊社事で大変恐縮ですが」とは?意味

「弊社事で大変恐縮ですが」は、自分の会社の事情で大変恐れ多いことですが、という意味で、ビジネスにおいては、会話の前置きで、あらかじめ、恐れ多いことがありますと相手に伝えるためのテンプレートになります。

このテンプレートには利点があり、相手に対してへりくだりを行うことで自分たちの会社の事情で恐れ多いことなんですが、どうであるかを伝えることができ、相手に対して事情を察してほしいということを前面に押し出すことが可能です。

「弊社事で大変恐縮ですが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「弊社事で大変恐縮ですが」は、相手の方に対して、自分の会社の事情で恐れ多いのですが、という予めことわっておくことがあるという前振りで使用します。

なので、このワードを使用する際の注意点については、前振りが相手に対して予めことわっておくことがありますということになるので、相手が身構える可能性があるという点が注意点で、場合によっては、相手側が会社の事情をくみ取らず、ビジネスを破棄する可能性がある点です。

例をあげますと、「弊社事で大変恐縮ですが、商品の在庫については、用意できません」というような内容であった場合、相手側は契約を破棄する可能性があり得ます。


「弊社事で大変恐縮ですが」を使った例文

・『弊社事で大変恐縮ですが、商品の納入につきましては、お時間を有し、2週間ほどかかります』

「弊社事で大変恐縮ですが」の返答や返信例

「弊社事で大変恐縮ですが」についての返事は、相手企業がどのようなことについて恐れ多いと言っているかが答えです。

なので、商品が用意できませんというような内容を「弊社事で大変恐縮ですが」という言葉で述べたのであれば、「用意できないのであれば契約は破棄となります」という具合に契約を破棄して終わることを応えとします。

まとめ

「弊社事で大変恐縮ですが」という言い回しは、前置きにおいて相手の人に対して自社の事情について恐れ多いことですがと前置きをして自社の事情を説明して納得してもらうためのワードです。

なので、このワードは説得というものを重視しており、要は、こちらの事情を組んでほしいというものになります。

ですが、ビジネスの世界では、事情を組んでほしいということが通用しないケースもあり、あくまでビジネスを継続するか破棄するかという問題になることも多いので、このワードを使用したからと言って相手の企業が手心を与えて恩赦という形で、物事について目をつぶるかどうかは未知数です。

よって、このワードが飛び出したからと言って、相手側も相手に対して恩赦を与える必要はなく、できないのであれば、契約破棄をすれば、それで相手企業との関係を切ることができます。